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今回は研究環(huán)境をめぐって研究者の立場から天野浩名古屋大學(xué)教授に、それを支える文科省の立場から鈴木寛元文部科學(xué)副大臣に、研究現(xiàn)場の現(xiàn)狀と未來について語っていただいた。寫真は天野浩(左)鈴木寛(右)。
日本人のノーベル賞受賞者や関係者を大學(xué)などの関係機関に訪ね、受賞に至るまでのエピソードや受賞後の抱負(fù)を取材してきたが、今回は研究環(huán)境をめぐって研究者の立場から天野浩名古屋大學(xué)教授に、それを支える文科省の立場から鈴木寛元文部科學(xué)副大臣に、研究現(xiàn)場の現(xiàn)狀と未來について語っていただいた。
天野浩:名古屋大學(xué)教授、ノーベル物理學(xué)賞
鈴木寛:東京大學(xué)/慶應(yīng)義塾大學(xué)教授、元文部科學(xué)副大臣
司會:蔣豊 人民日報海外版日本月刊編集長
<ノーベル賞受賞の意義>
――天野先生は2014年に世界初の青色LEDでノーベル物理學(xué)賞を受賞されました。この発明はエジソンの白熱電球と同様に、世界の照明にイノベーションをもたらしました。先生ご自身はノーベル賞受賞をどのように評価されていますか。
天野:よくモンゴルの例を出すのですが、モンゴルの遊牧民の方々は、基本的にゲルというテントを使って、季節(jié)ごとに場所を変えて生活しています。ただ、非常に厳しい狀況で、特に夜が暗いので、遊牧生活を諦める若い人が多かったそうです。しかし、LED電球のおかげで、伝統(tǒng)文化を守る若い人が増えてきたということをお聞きして、非常に感激したことがあります。
それから先日、『ガイアの夜明け』というテレビ番組で、タンザニアの話を紹介していました。タンザニアでは、電化が進んでいない地域が非常に多い。そこで日本人の方が、太陽光パネルを設(shè)置して充電したLEDランタンを貸し出す事業(yè)をしていらっしゃるのです。タンザニアでは、ろうそくが1本15円だそうです。LEDランタンのレンタル料はちょっと高くて25円だそうですが、燈油ランプのコスト(1日約30円)より割安ということで、たくさんの人が使ってくださっているのを知り、感激しました。
――鈴木先生は文部科學(xué)省のお立場から見て、どのように評価なさいますか。
鈴木:今の話にもあったように、まさに人類の歴史を変えたわけで、エジソンの白熱電球の発明以來のことです。これはもちろん天野先生や赤崎勇先生のご活躍の賜物ですが、それを可能にした名古屋大學(xué)という素晴らしい大學(xué)と、それをつくってきた先人たちの積み重ねがあると思います。特にこの物理の世界には、一代にしてならずというか、連綿とつながる師匠と弟子たちの(笑)、流れがあります。天野先生のお師匠さんだと、どうなりますか。
天野:私の直接のお師匠さんは赤崎先生で、赤崎先生のお師匠さんが有住徹彌先生です。その方が戦後初めて、名古屋大學(xué)に半導(dǎo)體の講座をつくられました。そこから連綿とつながっています。
<大學(xué)の研究環(huán)境の変化>
――今までインタビューしてきたノーベル賞を受賞なさった先生方は、一様に「環(huán)境に恵まれた」とおっしゃっていました。名古屋大學(xué)の研究環(huán)境についてはどう思われますか。
天野:有住先生が、名古屋大學(xué)で半導(dǎo)體の講座をつくられたときに方針とされたのは、「自主性に任せる」ということだったそうです。自分でやらないと何も進まない。その流れが赤崎先生にも伝わって、私が學(xué)生のときにも、自分自身でいろんなことをする、自分自身で考えるというスタイルで研究室を運営されました。そのスタイルが私には合っていました。
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