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「沙県小吃」「小肥羊」――この文字を見(jiàn)ても、中國(guó)で人気の飲食店チェーンと気づく日本人は少ないのではないだろうか。近年、日本ではあまりなじみのないチェーンや地方料理店の出店が増えている。
程會(huì)長(zhǎng)は「原因は大きく分けてふたつあります」と指摘した。まずは在日中國(guó)人の経済狀況がよくなったことだ。日本で就職して一定期間が経過(guò)すれば、出費(fèi)をさほど気にせずに外食を楽しめるようになる。さらに、中國(guó)の経済発展の恩恵で、中國(guó)人留學(xué)生の懐事情も以前に比べてよくなった。実家からの仕送りがあるので、それほどあくせくとアルバイトをしなくても大丈夫という中國(guó)人留學(xué)生も、さほど珍しくなくなったと指摘する中國(guó)人もいる。
中國(guó)人にはもともと、日本人と比べて外食を好む傾向がある。しかしかつての中國(guó)人留學(xué)生は、とにかく「苦學(xué)生」だった。そのため、なかなか外食というぜいたくはできなかった。それが近年は懐事情がよくなり、かなりの頻度で外食できる留學(xué)生が増えてきたという。
【日本進(jìn)出を加速させる中國(guó)の國(guó)內(nèi)事情も】
現(xiàn)在、都內(nèi)だけでも前述の2店以外に、火鍋の「海底撈火鍋」、「小肥羊」、小籠包の「南翔小籠」、香港の點(diǎn)心専門店「添好運(yùn)」、アヒル料理の「周黒鴨」など、多くの中國(guó)の人気店、伝統(tǒng)食の店が進(jìn)出している。東京だけではない?!笍埩谅槔睜C」は大阪、「小肥羊」は名古屋、大阪、北海道、沖縄にも出店している。新しいタイプの中國(guó)料理店の増加は、全國(guó)規(guī)模だ。
程會(huì)長(zhǎng)は、中國(guó)國(guó)內(nèi)の事情にも言及した。店舗數(shù)が飽和狀態(tài)で競(jìng)爭(zhēng)が激しいため、飲食店チェーンの多くが海外に目を向けはじめたという。日本も対象のひとつで、今後は四川や東北、山東、雲(yún)南など中國(guó)各地の特色ある料理の店が日本に「上陸」するという。
【在日中國(guó)人が味の『エバンジェリスト』に】
以前ならば、店が「本場(chǎng)の味」を提供したとしても、客の日本人の反応は「変わった味だね」程度だったかもしれない?;ń罚ē邾ⅴ弗悭─胜芍袊?guó)では一般的な香辛料が多く使われていた場(chǎng)合、強(qiáng)い刺激への違和感だけが印象に殘ってしまったかもしれない。
しかし、主に中國(guó)人客を狙って営業(yè)する店に、中國(guó)人に連れられて訪れる日本人もいるという。同じテーブルについた中國(guó)人に「この味、この味なんですよ」と太鼓判を押されれば、有難みも増すというものだ?!袱胜毪郅伞工燃{得する人も増えるだろう。
在日中國(guó)人の増加と彼らの経済力の向上で、日本人が馴染んでいない中國(guó)の味を提供する店の経営が成り立ちやすくなった。そして、自分が慣れ親しんだ味を知ってもらいたくて、そんな店に日本人の知人を連れてくる中國(guó)人がいる。在日中國(guó)人は、日本人に新たな味覚の世界を紹介する「エバンジェリスト(伝道師)」の役割も果たしているようだ。(取材/內(nèi)山)
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