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先日、中國南西部、雲(yún)南省の省都昆明市にある日本商工會の例會に參加しました。資料寫真。
補修授業(yè)を受ける子どもたちの入學金や學費、商工會支援金などは地元日系企業(yè)からの商品提供協(xié)力などで行われるバザーや雲(yún)南滯在の日本人からの寄付で運営されていますが、まだ日本政府からの補助金は出ていません。理由は、人數(shù)が少ないから。人數(shù)が今後も増える見通しがないからということらしいですが、とても殘念なことです。
現(xiàn)在、小學生が4人、中學生3人 高等部1人の計8人。學費が高く、參加できないという生徒が2人、昆明から遠く、參加できない生徒が1人。
教師陣は、雲(yún)南師範大學文理學院外國語學院で教鞭をとられていた方や雲(yún)南大學の文化人類學博士課程の先生、雲(yún)南大學で日本語教師をしている先生の計3人が授業(yè)を受け持っています。
以前は、教室を借りて運営していたようですが、昆明の家賃の高騰により、やむを得ず、會員でもある先生のお宅を借りて運営しているとのこと。教師と言っても謝禮程度、ボランティア精神で運営されているわけです。
保護者會主催のバザーに日系企業(yè)から各社の商品の蘭や雙眼鏡とか、調(diào)味料や飲料などの商品提供があったり、會員のボランティアで運営されているのを聞いて素晴らしいなと感じました。それでも運営が厳しく、去年から授業(yè)料値上げをせざる得ない狀況だということです。実際のところ、入學金や授業(yè)料の負擔が減れば、雲(yún)南日本補習授業(yè)校で學ばせたいという生徒が2人いるという事ですが、學ぶ機會が失われているのは殘念ですね。
また、雲(yún)南は2014年3月に昆明駅で起こったテロ事件、バス爆発事件などがあって他省と比べて、テロの可能性が高い地域と言われている訳ですが、教室は一般住宅レベルの防犯。授業(yè)には父母が付き添っているのが現(xiàn)狀のようです。
この狀況を日本政府に補助金を願い出ようとした時に動いてくれたのが、日本外務省重慶領事館です。雲(yún)南日本商工會との連攜もとてもよい事に感心します。
そしてそれは、重慶領事館のスタッフの方々が日本人という事だけでなく人柄も対応もよく、そもそも「外務省?」とお固いのが苦手の私にとっては、日頃パスポートなどで世話になりながらも縁遠いイメージが払拭されました。
ドラマの『外交官黒田康作』みたいな世界なんてドラマの中だけと思っていたのですが、今の擔當領事のお1人が1986年にフィリピンのマニラで起こった日本人誘拐事件“若王子事件”の時の擔當だったと知り、外交官という職業(yè)をとても身近に感じました。とても熱心で使命感の熱い外交官です。本當に凄い。多忙にも関わらず丁寧で細かい対応に感じ入りました。
失禮ながら 外交官ってそういう方だとは思っていませんでしたので、昆明は運が良かったな、メンバーに恵まれたなと感じている次第です。
海外の中國の地方都市の小さな日本商工會のメンバーが作った日本補習授業(yè)校のことを真剣に受け止め、文部科學省の補助金の申請のお手伝いと口添えを丁寧にしていただいた、と商工會メンバーが話してくれました。
どんなところにいても、日本語を?qū)Wび、日本の文化を知り、成長できる教育の機會を持つことは、日本人の子どもたちにとって権利であり、その機會を與える事は、日本人としての義務でもあると考えます。
そのための活動を中國の片隅で盡力している日本人たちの事を日本に住んでいる同じ日本人の方々にも知っていただき、お気持ちがあれば、寄付でもなんでも、ぜひ、お口添えやご支援いただければ幸いと思い、書かせていただきました。
■筆者プロフィール:山口康一郎
1958年鹿児島で衣料問屋の長男に生まれる?,F(xiàn)在、中國辺境雲(yún)南省の大理古城に居住。17歳の時に喫茶店を開業(yè)。23歳の時に法人設立。その後、年商10億まで拡大するまでに至ったが、視察旅行で感じた中國の面白さにハマり、中國移住を計畫。國內(nèi)事業(yè)を全て精算し、離婚までして中國に移り住む?!钢袊摔涡愿瘛⒖激ǚ?、制度」や「中國での日本人の生活や起業(yè)方法」など、日本からは見えない中國からの日本人としての視點と、日本の商売人の視點から情報を発信します。信條は「三方よし」。
■筆者プロフィール:山口 康一郎
経歴:1958年鹿児島で衣料問屋の長男に生まれる。鹿児島経済大學(現(xiàn)鹿児島國際大學)中退?,F(xiàn)在、中國辺境雲(yún)南省の大理古城に居住。受験校で有名なラ?サール中學校に入學するが家庭の事情とビジネスに目覚めたことで中退。17歳の時に喫茶店を開業(yè)。23歳の時に法人設立。その後、中古電化製品販売店3店舗、攜帯電話(auショップ)販売店7店舗、金券ショップ3店舗等々、年商10億まで拡大するまでに至ったが、視察旅行で感じた中國の面白さにハマり、中國移住を計畫。國內(nèi)事業(yè)を全て精算し、離婚までして中國に移り住む?!钢袊摔涡愿?、考え方、制度」や「中國での日本人の生活や起業(yè)方法」など、日本からは見えない中國からの日本人としての視點と、日本の商売人の視點から情報を発信します。信條は「三方よし」。
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