中國(guó)の報(bào)道カメラマン、頼シン琳（ライ?シンリン）が春節(jié)（舊正月）で帰省した際に撮影した寫真を3回に分けて紹介する。1回目は母親が作る年夜飯（年越し料理）がテーマだ。

わが家の年夜飯作りは母親を中心に進(jìn)められる。母は以前、父の勤務(wù)先の食堂で調(diào)理を擔(dān)當(dāng)したこともある「名手」だ。私が大學(xué)進(jìn)學(xué)で実家を離れた際、ホームシックになると母の手料理を真っ先に思い浮かべた。家を出て15年になる私は珍味と稱されるものもいろいろと食べてきたが、やはり母の作る料理にはかなわない。大學(xué)の夏休みや冬休みともなれば、母はテーブルいっぱいに私や弟が大好きな郷土料理を並べて出迎えてくれた。

そんな私だから「母の作った年夜飯を食べたい」と思うのは當(dāng)然だ。大みそかは母と一緒に朝から食材調(diào)達(dá)のため市場(chǎng)へと出掛けた。メインとなる肉や魚(yú)は田舎の祖母から屆けられる。母がこの日作ってくれた料理の中には私が一番好きな「黃豆焼鴨」などもあった。まさに、年夜飯は母が私のために用意してくれる特別料理なのだ。（翻訳?編集/野谷）

●頼シン琳（ライ?シンリン）

1980年代生まれ。2011年に記者となり、現(xiàn)在は中國(guó)メディア?澎湃新聞の報(bào)道カメラマンとして活躍。中國(guó)撮影家協(xié)會(huì)などに所屬し、「第2回全國(guó)青年撮影大展」など入選歴は多數(shù)。2016年には個(gè)展「守城?望郷」を開(kāi)いた。