中國南西部の広西チワン族自治區(qū)林業(yè)局によると、同自治區(qū)の科學(xué)研究者が自治區(qū)內(nèi)の恩城國家級(jí)自然保護(hù)區(qū)で新種の植物の恩城黒面神を発見しました。恩城黒面神は國際的な基準(zhǔn)により、絶滅危懼種とみなせるとのことです。この研究成果は國際的な植物學(xué)誌の「ノルディック?ジャーナル?オブ?ボタニー（北歐植物學(xué)ジャーナル）」に掲載されました。

広西チワン族自治區(qū)植物研究所が恩城國家級(jí)自然保護(hù)區(qū)管理センターと連攜して同保護(hù)區(qū)の植物資源調(diào)査を行ったところ、石灰?guī)rの崖の上に獨(dú)特な形態(tài)のコミカンソウ（學(xué)名：フィランサス?ウリナリア）科に屬する植物を數(shù)株発見しました。研究チームはその後、形態(tài)學(xué)に基づく比較や解剖観察、中國內(nèi)外の関連文獻(xiàn)や標(biāo)本との比較照合を長期にわたって行い、最終的にこの植物がコミカンソウ科オオシマコバンノキ屬の新種であることを確認(rèn)しました。

「恩城黒面神」との中國語名を與えられたこの植物はカルスト地形の場所にだけ生息し、主に日陰で濕った崖壁や巖の隙間の中に生えます?，F(xiàn)在のところ広西チワン族自治區(qū)大新県恩城保護(hù)區(qū)內(nèi)でしか発見されておらず、しかもその分布は2カ所だけであり、群生內(nèi)の成熟した個(gè)體は100株未満です。動(dòng)物、植物、菌類の地球全體での保全狀況に関する世界で最も包括的な情報(bào)源である國際自然保護(hù)連合の『IUCN絶滅危懼種レッドリスト』で定められた基準(zhǔn)によると、恩城黒面神は「絶滅危懼がIA類ほどではないが、近い將來における野生での絶滅の危険性が高い」とされるIB類に屬します。

恩城黒面神は中國特有の植物種資源であり、その発見は広西チワン族自治區(qū)カルスト地形地域の植物多様性の豊かさを改めて示しただけでなく、恩城保護(hù)區(qū)の「カルスト生態(tài)遺伝子バンク」としての重要な地位を改めて際立たせました。恩城黒面神のカルスト地形への獨(dú)特な適応メカニズムは、この植物の環(huán)境への適応進(jìn)化を研究するためにも重要な実物サンプルを提供し、植物生態(tài)學(xué)、進(jìn)化生物學(xué)などの関連分野の研究を深めることを強(qiáng)力に推し進(jìn)めるとみられます。（提供/CRI）