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31日、中國メディアの新浪網(wǎng)に「『ちいかわ』や『鬼滅の刃』など、MLBは中國にどのような影響を與えたのか」と題した記事が掲載された。資料寫真。
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2025年3月31日、中國メディアの新浪網(wǎng)に「『ちいかわ』や『鬼滅の刃』など、MLBは中國にどのような影響を與えたのか」と題した記事が掲載された。
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記事はまず、「日本のMLB東京シリーズは社會現(xiàn)象レベルの大ブームとなり、その規(guī)模はチケットの販売開始當日に約30萬人が殺到し、転売市場で最高で200萬円以上もの高値がつくほどだった。試合には23社のスポンサーが集まり、東京スカイツリーは試合に合わせたライトアップを?qū)g施。東武鉄道の特急列車はMLB仕様にラッピングされ、渋谷の商業(yè)施設?MIYASHITA PARKにはポップアップストアが設けられた。また、全國128の映畫館が試合を同時中継し、『ポケットモンスター』とコラボした開幕セレモニーではピカチュウがユニホームを著て登場。それはまるで16年のリオオリンピック五輪旗引継式での東京のプレゼンテーションをほうふつさせるようだった」と述べた。
続けて、「東京ドームのMLBオフィシャルストアには140臺のレジが用意され、日本のスポーツ関連企業(yè)?Fanaticsの記念グッズの売上は約60億円に達した。日本のアーティスト?村上隆氏とコラボした限定アパレルは発売直後に完売。『投資商品』とまで稱されるほどの人気を博した。また、今回のMLB東京シリーズの公式戦2試合の日本の平均オンライン視聴者數(shù)は2400萬人に達し、6試合の合計來場者數(shù)は25萬人を超えた」と言及した。
また、「MLB東京シリーズが東京全體を巻き込む一大イベントとなった一つの大きな要因は『故郷に凱旋した世界的スーパースター』であり『100年に一度の天才』と稱される大谷翔平の存在だ。中國のSNSでは、野球に関心のない人でさえ彼の名前を耳にすることがある。彼らは日本旅行中に撮った大谷の寫真を投稿し『この男は一體誰なのか?なぜ數(shù)歩歩くだけで至る所で見かけるのか?』と問いかけることも少なくない。実際、日本ではあらゆる場所に大谷の広告が掲載されている。あまりに頻繁に目にするため『どうすれば大谷翔平を見かけずに済むのか?』というチャレンジさえ成立するほどだ」とした。
さらに、「今回のMLB東京シリーズが多くの人々に印象を殘したのは、さまざまな異業(yè)種コラボによるグッズ展開があったからだ。その中でも特に注目されたのが、ここ數(shù)年で中國でも爆発的な人気を誇る日本のアニメ『ちいかわ?なんか小さくてかわいいやつ(通稱?ちいかわ)』である。中國のSNS?小紅書(RED)では『ちいかわ』に関する話題の閲覧數(shù)がすでに約40億回を超えている?!氦沥い铩护违攻骏螗驻膝庭氓壬悉秋wび交い、限定版のキャラクターのぬいぐるみは長蛇の列を作らなければ買えないほど大人気である」と説明した。
そして、「今回のMLB東京シリーズでも『ちいかわ』とコラボグッズを発売したところ即完売となり、受注生産の再販売まで行われた。ここ數(shù)年、中國のグッズオタク界隈で人気の作品には『ちいかわ』や『鬼滅の刃』などが含まれる。MLB東京シリーズもまた『鬼滅の刃』とのコラボレーションムービーを制作。この短編アニメには、大谷や山本由伸といった日本のトップ選手たちも登場し、中國のSNS上でも広く拡散され、野球というスポーツの枠を超えて話題になった」と紹介した。
記事は、「現(xiàn)在のところ、中國の野球市場はまだ若い。人々は映畫、アニメ、グッズ、有名スターとのコラボなど、さまざまな切り口から野球の世界に入ってくる。例えば、日本の人気野球アニメ『ダイヤのA』は、中國では『ハイキュー!!』ほどの人気はないものの、一定の市場がある。今年3月、上海で開催された『ダイヤのA』のポップアップストアには、購入者が途切れることなく訪れ、オープン初日には事前予約が必要なほどの盛況ぶりだった。また、商品が売り切れるスピードも非常に速かった」と述べた。
また、「MLBは中國で常に『クロスオーバープロモーション(複數(shù)のメディアを組み合わせて相乗効果を狙う広告手法)』を展開してきた。スポーツ選手や蕓能人とコラボしたり、有名な実況者を招いて解説を行ったり、『ちいかわ』コラボグッズをプレゼントしたり、多方面でのプロモーションを?qū)g施している。こうしたクロスオーバープロモーションを続ける理由は、少しでも野球に興味を持つ可能性のある人を逃したくないからだろう。例えば、MLBのシーズンパスを購入したある人は、中國版TikTok?抖音(Douyin)にて『MLBは本當に試合を見逃してほしくないらしい。夜中の4時ですらリマインドのSMSを送ってくる。試しに見てみるか、どうせまだ寢てないし』と冗談交じりに投稿していた」とした。
その上で、「MLBにとって、試合や商業(yè)イベントを米國外で開催することは、リーグの再活性化にとって不可欠な戦略である。今年の東京シリーズは、MLB史上最大規(guī)模のスポンサーシップを誇る國際大會となり、昨年のソウルシリーズに比べてスポンサー収益が240%増加した。そして中國市場では、このように『クロスオーバープロモーション』という方法で、『野球』というスポーツの枠を超えてアプローチすることがMLBの主要な戦略であり、今後も続けていくべき方向性なのである」と論じた。(翻訳?編集/巖田)
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