より質(zhì)の高い住居で暮らしたいという國(guó)民のニーズに応えるべく、中國(guó)住宅?都市農(nóng)村建設(shè)部は3月31日、國(guó)家標(biāo)準(zhǔn)「住宅プロジェクト規(guī)範(fàn)」を発表した。

新規(guī)範(fàn)は、新たに建設(shè)する住宅の1階あたりの高さについて、3メートル以上で、4階以上の住宅にはエレベーターを設(shè)置しなければならないと規(guī)定している。求められる壁や床板などの防音性能が高くなり、玄関ドア、バスルーム?トイレのドアの橫幅が広くなり、バルコニーなどに設(shè)置する手すりの高さも高まった。そして、公共モバイル通信の電波が共有スペースやエレベーターのかごの中もカバーするほか、エアコンの室外機(jī)を?qū)熡氓攻讴`スに設(shè)置しなければならない。さらに、気候區(qū)別の暖房供給施設(shè)やエアコン施設(shè)設(shè)置に関する要求なども規(guī)定した。新規(guī)範(fàn)は5月1日から施行される。

キーワードその1「エレベーター」

これまでは7階以上の住宅にエレベーターを設(shè)置するようにと規(guī)定されていたが、新標(biāo)準(zhǔn)では4階以上となった。そして、各単元ごとに少なくとも1臺(tái)のエレベーターを設(shè)置しなければならないとしている。

新標(biāo)準(zhǔn)は高齢者のニーズを満たすことができる。また、移動(dòng)や重い荷物の運(yùn)搬もしやすくなるほか、醫(yī)療救護(hù)の際にも便利になる。さらに、エレベーターを後付けするのが困難という問(wèn)題が生じるのを避けることもできる。

キーワードその2「高齢者向け仕様」

新標(biāo)準(zhǔn)は主に高齢化社會(huì)を念頭に置いており、高齢者のニーズを満たすべく、設(shè)計(jì)の面でさまざまな要求が設(shè)けられた。例えば、室外にはつながっているバリアフリーの通路を設(shè)置しなければならないほか、室內(nèi)のバスルーム?トイレの便器や入浴器具の橫に手すりを設(shè)置するか、設(shè)置できるスペースを殘しておかなければならない。また、床は滑り止め性能を備え、バスルーム?トイレのドアは、人がドアの前で倒れたため、ドアが開(kāi)けられず、救出できないという狀況が起きるのを避けるため、押すタイプのドアの場(chǎng)合、引くタイプや引き戸に変更したりできるスペースを殘しておかなければならない。

キーワードその3「騒音」

新標(biāo)準(zhǔn)は多くの人が長(zhǎng)年関心を寄せている騒音の問(wèn)題に合わせて、騒音や防音の基準(zhǔn)値を定めた。例えば、寢室やリビングに隣接している部屋との間にある壁、床板の防音性能に対する要求が高くなっており、75デシベル以下から、65デシベル以下に変更された。また、エレベーターやポンプなどの音が設(shè)備から室內(nèi)に伝わる建築設(shè)備の固體伝搬音の基準(zhǔn)値が初めて定められた。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN）