なぜまだ「日本アニメは超えられない」という固定観念にとらわれ続けているのか―中國メディア

Record China    2025年4月2日(水) 21時0分

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1日、中國のポータルサイト?捜狐に「中國アニメはいつ日本アニメを超えるのか?」と題した記事が掲載された。 寫真は枕刀歌。

2025年4月1日、中國のポータルサイト?捜狐に「中國アニメはいつ日本アニメを超えるのか?」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「最近ちょうどマイナーな中國アニメを一本見た。タイトルは『枕刀歌』で、それほど有名ではない。ただし、今まで見た中で最も素晴らしい武俠アニメ(中國の剣士?武道家を主人公にした伝統(tǒng)的なジャンル)と言っても過言ではなく、戦闘シーンの演出はほぼ中國アニメの最高峰レベル。拳と拳がぶつかり合い、刀が交わるたびに鮮血が飛び散る。動きにはキレがあり無駄がなく、それでいて想像力に富んでいた」と評した。

そして、「何よりも、作品全體に『中國らしさ』があふれていた。これは他の作品ではなかなか見られないものだ。それどころか、この作品が現(xiàn)代のすべての武俠映畫?ドラマのアクション指導(dǎo)を務(wù)められる完成度だとすら思えるほどだった。オープニング曲やエンディング曲も素晴らしく、歌詞が流れるだけで、孤獨(dú)感や哀愁がが伝わってくる。そして、特に気に入ったのは素樸で、少し粗削りな2D作畫。どのシーンを切り取っても、まるで昔の武俠小説や伝奇物語の挿絵のようで、テレビ畫面で見るとさらに映像の美しさが際立つ」と論じた。

その上で、「日本の熱血漫畫にも優(yōu)れた戦闘シーンは多いが、その演出方法は『武俠』の持つ獨(dú)特の雰囲気とはどうしても異なる」と指摘?!袱瑜氦胜甲罱?、武俠小説や武術(shù)アクション映畫?ドラマは人気を失ったのか?』と言われるが、実のところ、武俠というジャンルそのものが衰退したわけではない。ただ、その表現(xiàn)の幅が狹すぎるのだ。?もし、國や社會全體の視點(diǎn)や社會に生きる人々の苦しみや運(yùn)命といったより広いテーマを取り入れることができなければ、武俠というジャンルは長く生き殘ることはできないだろう?,F(xiàn)代の作家たちは、時代の流れに適応できておらず、現(xiàn)代の俳優(yōu)たちも、基本的なアクションすらまともにこなせない。だからアニメこそが、伝統(tǒng)武術(shù)や格闘の美しさを余すことなく表現(xiàn)できる最適な手段なのである」と説明した。

一方で、「この作品に欠點(diǎn)がないわけではない。個人的には第2部から見始めて、その後に第1部を見ることを勧める。なぜなら、第2部の方が物語がスムーズで、キャラクターの描寫にも深みがあるからだ。とはいえ、語られている思想自體は非常に優(yōu)れている。絶対的な『正義の味方』対『悪役』という単純な構(gòu)図ではなく、キャラクターそれぞれの立場と動機(jī)が描かれており、作畫や演出だけではなく思想的な深みも加えられている。正直に言えば、ほとんどが『血統(tǒng)至上主義のスーパーヒーローもの』な日本アニメがこれ以上の境地に達(dá)しているとは思わない」と述べた。

また、「例えば『枕刀歌』や『霧山五行』のような作品は、すでに非常に高いクオリティーに達(dá)している。現(xiàn)狀はインターネットの制限の問題によって、広く知られることが難しくなっているだけで、実際にはこれらの作品のファンは非常に多い。ブレイクするには、たった一度の映畫公開と適切なマーケティング戦略があれば十分なのだ」と言及した。

記事は、「現(xiàn)在、中國アニメはまさに爆発的な成長期にある。例えば『凡人修仙伝』、『鎮(zhèn)魂街』、『永生』、『遮天』といった作品は特に人気が高く、多くの視聴者が日々関連ネタを発信し、二次創(chuàng)作のジョークがネット上を飛び交っている。『一世之尊』までアニメ化された今、アニメファンの間で最も高く評価されているのは『牧神記』であり、その壯大なスケールと大規(guī)模な制作が話題となっている」とした。

その上で、「そもそも、中國の神話、仙俠(ファンタジー)、武俠、ネット小説の世界は、無限の可能性を秘めた寶庫である。これまでアニメ業(yè)界の発展が10年ほど遅れていたが、人材と資本が本格的に投入されれば、結(jié)果は明らかだ。漫畫は人が描き、腳本は人が書き、アニメは人が作る。結(jié)局、競い合うのは『創(chuàng)造力』と『生産力』なのだから、何も神秘的で超えられないものなどない。2025年にもなって、なぜまだ『日本アニメは超えられない』という固定観念にとらわれ続けているのだろうか」と問い掛けた。(翻訳?編集/巖田)

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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