マッサージ店での死亡相次ぐ、癒やしに潛む落とし穴

邦人Navi    2025年3月30日(日) 22時0分

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癒やしを求めるはずのマッサージが致命的なダメージにつながることもある。

癒やしを求めるはずのマッサージが致命的なダメージにつながることもある。施術(shù)者の技術(shù)不足や規(guī)制の未整備が引き起こす事故、違法行為、倫理の欠如……。タイと中國の事例と共に利用者が身を守るためのポイントを見ていこう。

癒やしの影に潛む安全リスク

マッサージは心身の癒やしを與えてくれるものだが、安全性がいつも確保されているとは限らない。2024年12月7日、タイ?プーケットのマッサージ店で52歳のシンガポール人男性がオイルマッサージ後に呼吸困難となり、死亡が確認(rèn)されるという事故が発生した。

翌8日には、タイの女性歌手が首を強(qiáng)くねじる施術(shù)を受けた後に脳や脊椎を損傷し、20歳の若さで命を落とした。いずれも偶発的な事故ではなく、施術(shù)者の技術(shù)不足や規(guī)制の未整備が背景にあるとみられている。リラクゼーションを提供する現(xiàn)場において、利用者の生命を脅かすリスクが潛む現(xiàn)実に衝撃を受けた人は多いだろう。

中國で散見される消費(fèi)者被害

一方、中國のマッサージ市場では、金銭トラブルなどの消費(fèi)者被害が後を絶たない。24年の「消費(fèi)者権利デー」(3月15日)に放送された中國中央テレビ(CCTV)の特別番組「3?15晩會」では、出張マッサージプラットフォーム利用者に対して、施術(shù)者が追加料金を要求し、違法な性的サービスを行う実態(tài)が暴かれた。

今年の同番組では、高齢者への高額請求や、無資格者による注射といった違法行為が報告されている。本來なら癒やしの場であるはずの空間が、時として最低限の倫理が守られず、搾取と危険に満ちた場に変貌する危うさをはらむこともある。

安全利用のための自己防衛(wèi)策

そのため、マッサージサービスを安全に利用するには、利用者自身の自己防衛(wèi)意識が不可欠になる。施術(shù)者の資格の有無や経験を確認(rèn)し、自身の健康狀態(tài)を事前に施術(shù)者に伝えることは安全確保に直結(jié)する。施術(shù)中に違和感を覚えた際には即座に施術(shù)の中止を申し出る勇気を持つことも必要だ。店舗を利用する場合は、信頼できる情報源から評判?口コミを參照するのが望ましいだろう。

一方、在外各公館が在留邦人向けの「安全の手引」でマッサージ店やカラオケ店を裝って買春を持ちかける事例に言及し、注意喚起をしている。中國では買春が違法とされ、「治安管理処罰法」に基づき拘留や罰金の対象となり得る。悪質(zhì)なケースでは國外退去や再入國禁止となる可能性もあるため、厳粛に法令とリスクを十分に認(rèn)識することが求められる。

業(yè)界に求められる規(guī)範(fàn)

最後に年頭にSNSで炎上した話題として、深センの女性向けマッサージ店が炎上した事例を取り上げておきたい。店舗は9元(約180円)の低価格コースを設(shè)け、その利用條件として「車や住宅の所有、サムズクラブ會員であること、ファーウェイなどの企業(yè)に勤務(wù)していること」といった証明の提示を求めたというものだ。

このことは「個人情報の過剰収集」として問題視されている。また、破格の料金で客を呼び込み、高額コースへの切り替えを促す手法は虛偽広告の疑いもある。さらに特定の社會的屬性に基づく階級選別のようなサービスには倫理面での問題も浮き彫りになった。マッサージ業(yè)界が消費(fèi)者の安全と快適性を擔(dān)保しながら、信頼性のあるサービスを確立するには、さまざまな課題をクリアする必要がありそうだ。(提供/邦人Navi)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰屬します。

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