シンガポール華字メディアの連合早報(bào)によると、香港英字メディアのサウスチャイナ?モーニング?ポストはこのほど、中國(guó)人民解放軍が非戦闘支援に中國(guó)の人工知能（AI）新興企業(yè)、深度求索（ディープシーク）のAIモデルを使用していると報(bào)じた。

それによると、解放軍中部戦區(qū)総醫(yī)院は3月初めにディープシークの大規(guī)模言語(yǔ)モデル「R1-70B」の組み込みと配備を承認(rèn)し、醫(yī)師に治療計(jì)畫を提案できるようになったと発表した。患者のプライバシーとデータのセキュリティーを重視し、すべてのデータはローカルサーバー上で保存?処理されるという。

同様の配備は、中國(guó)の高官や軍人が治療を受け、機(jī)密性の高い個(gè)人情報(bào)が保管されているとみられる北京の解放軍総醫(yī)院（通稱：301醫(yī)院）などでも確認(rèn)されている。

301醫(yī)院の上級(jí)ソフトウエアエンジニア、レン?ハオ氏は、中國(guó)の病院情報(bào)化に関する業(yè)界団體のウェブサイトに掲載された報(bào)告書で、301醫(yī)院と中國(guó)のハイテク大手、華為技術(shù)（ファーウェイ）の提攜について詳述している。このプロジェクトは、ファーウェイのAscendにディープシークのR1モデルを?qū)毪?、ローカルナレッジデータベースを構(gòu)築することを目的としている。

ディープシークのモデルは、中國(guó)共産黨中央軍事委員會(huì)の指揮下にある武裝警察部隊(duì)の一部でも、日常的な身體訓(xùn)練や心理カウンセリングに使用されている。海南武警総隊(duì)の政治工作部はSNSへの投稿で、兵士らが不安への対処や身體計(jì)畫立案にディープシークのモデルを使用している例を共有した。

南京國(guó)防動(dòng)員弁公室は2月に発表したユーザーガイドで、AIモデルが緊急避難計(jì)畫や國(guó)防教育、産業(yè)資源調(diào)査などの分野で効率的な支援を提供できることを詳述した。

米ジョージタウン大學(xué)安全保障?新興技術(shù)センター（CSET）の研究員、サム?ブレスニック氏によると、解放軍はまず病院や兵士の訓(xùn)練プログラムなどの非戦闘環(huán)境に大規(guī)模言語(yǔ)モデルを配備することで、より機(jī)密性とリスクが高い地域での応用に先立って技術(shù)的および運(yùn)用上の課題に対処できる。解放軍は以前から軍事上の意思決定におけるAIの潛在的有用性を強(qiáng)調(diào)してきた。ディープシークのR1のような先進(jìn)的なモデルの出現(xiàn)がその分野で役立つ可能性がある。（翻訳?編集/柳川）