ディープシークが病気の診斷、信用できるのか?―中國メディア

Record China    2025年3月15日(土) 11時0分

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9日、中國新聞週刊は中國の大規(guī)模AI言語モデルのディープシークについて「DeepSeekによる診察は信頼できるのか?」と題した記事を掲載した。寫真はディープシーク。

2025年3月9日、中國メディアの中國新聞週刊は、中國の大規(guī)模AI言語モデルのDeepSeek(ディープシーク)について「DeepSeekによる診察は信頼できるのか?」と題した記事を掲載した。

記事は、近ごろSNSでは醫(yī)師がさまざまな診療科のさまざまな程度の検査報告書をディープシークに見せて評価させた結(jié)果に関する投稿がよく見られ、多くの醫(yī)師がその能力を認(rèn)めていると紹介。中にはディープシークの結(jié)果を持って醫(yī)師に処方箋を求める人も現(xiàn)れ始め、「醫(yī)師は失業(yè)間近」といった議論さえ引き起こしていると伝えた。

また、公立病院もAI技術(shù)の成熟度や投資対効果などに関する従來の多くの懸念を一掃し、ディープシークを積極的に受け入れ始めており、この1カ月余りで中國の20以上の?。ㄖ陛犑?自治區(qū))の100カ所がディープシークのローカル展開を完了したとの統(tǒng)計もあるとし、先日行われた全國人民代表大會と中國人民政治協(xié)商會議(両會)でも醫(yī)療データ分析、臨床診療の支援、慢性疾患モニタリング、遠(yuǎn)隔醫(yī)療など醫(yī)療分野におけるAIの実用化の可能性が肯定的に評価されたと紹介した。

記事はその上で「水を差すようだが、現(xiàn)時點ではディープシークは醫(yī)師を代替できない」と指摘。醫(yī)師が一目で除外できるはずの一部疾患をディープシークが見逃すなど、専門的な経験の欠如による能力不足の存在や、引用された論文の出典をさかのぼることができない、絶対に併用すべきではない組み合わせの薬を処方するといった狀況の発生も醫(yī)師から報告されていることを伝えた。さらに、患者がディープシークに正確な情報を伝えられるのかという疑問も存在するとした。

そして「実際、ディープシークが臨床での実用化に必要なレベルに達(dá)していないことは、多くの業(yè)界専門家の共通認(rèn)識でもある」とし、全國政協(xié)委員であり、首都醫(yī)科大學(xué)全科醫(yī)學(xué)?継続教育學(xué)院の呉浩(ウー?ハオ)院長が「人工知能(AI)は醫(yī)療従事者を完全に代替することはできず、人々をサポートすることができると言うべきだ」と述べたことを紹介。実際に臨床現(xiàn)場でディープシークを活用するためには醫(yī)師の臨床経験を大量に組み合わせて訓(xùn)練する必要があるという、首都醫(yī)科大學(xué)附屬北京朝陽醫(yī)院呼吸器?重癥醫(yī)學(xué)科―北京市呼吸器疾患研究所呼吸睡眠センターの主任醫(yī)師である林俊嶺(リン?ジュンリン)氏の見解を伝えた。

記事は一方で、ディープシークなどのAIモデルが醫(yī)師の代替こそ不可能なものの、醫(yī)療現(xiàn)場で大きな役割を果たし得ることは否定できないとし、醫(yī)師の時間と労力を解放し、専門的な価値をさらに高め、それによって醫(yī)療資源の不足などの業(yè)界固有の問題をある程度緩和できる可能性があると指摘。その事例として、上海交通大學(xué)醫(yī)學(xué)院附屬瑞金醫(yī)院と華為技術(shù)(ファーウェイ)が共同開発した病理切片中の病変領(lǐng)域識別システムにより従來醫(yī)師が數(shù)分かけて実施していた識別をAIが秒?yún)g位で完了できるようになったことなどを挙げた。

さらに「地方の醫(yī)療機(jī)関にとって、より低コストなディープシークは、サービス能力の向上をもたらす可能性もある」とし、若手醫(yī)師の診斷補(bǔ)助やカルテ作成、大衆(zhòng)向けの健康啓発支援などさまざまな応用先があることを伝えた。

記事は最後に、醫(yī)療分野におけるAIの実用化に當(dāng)たってはまだまだ解決すべき問題がたくさんあり、大型モデルが持つハルシネーション(幻覚)問題は患者の生命を脅かす存在になる可能性があるなど、実用化に向けてはより細(xì)分化された高度なトレーニングが必要になると指摘?;颊撙违抓楗ぅ啸珐`や倫理的な問題、醫(yī)師や患者とのコミュニケーションといった問題もあり、今後も「できるところから少しずつやっていき、経験の中でさらに応用を深める」といったプロセスが欠かせず、AIを?qū)毪工氩≡氦趣筏皮腺M用対効果の検証も必要になるとの見方を示した。(編集?翻訳/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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