中國の大手自動車メーカーの吉利汽車控股が1月の販売臺數(shù)で好調(diào)なスタートを切った、と國営メディアが伝えた。1月の販売臺數(shù)は前年同月比約25％、前月比約27％増の26萬6737臺で、うち國內(nèi)販売臺數(shù)は23萬9944臺だった。

國営新華社通信によると、吉利汽車は1月に三つのブレークスルーを?qū)g現(xiàn)した。一つ目は電気自動車（EV）大手の比亜迪（BYD）を抜き、國內(nèi)販売臺數(shù)でトップに躍進(jìn)したことだ。BYDの1月の販売臺數(shù)は30萬538臺、うち國內(nèi)販売臺數(shù)は23萬4202臺で吉利汽車より5742臺少なかった。

二つ目は1月の販売臺數(shù)が単月として過去最高を記録し、新エネルギー車（NEV）の販売臺數(shù)も最多を更新したことだ。三つ目は比較対象となる2024年同月の実績が比較的高水準(zhǔn)だった上で、閑散期にもかかわらず、プラス成長を?qū)g現(xiàn)したことだ。春節(jié)（舊正月）連休（1月28～2月4日）や買い替え奨勵政策の影響で、自動車購入需要の多くが24年12月に前倒しで引き出された。

さらに1月は閑散期に當(dāng)たり、多くの自動車メーカーで販売臺數(shù)が前年同期比で落ち込む中、吉利汽車は逆に前年同月比、前月比ともに増加し、競爭力が持続的な向上しつつあることを示した。

ハイエンドNEV車市場ではスウェーデン自動車大手のボルボ?カーズとの合弁高級車ブランド「領(lǐng)克（Lynk＆Co）」の販売臺數(shù)が3萬臺を突破した。高級NEV車市場では、EVブランド「極氪（ZEEKR）」の納車臺數(shù)が1萬2000臺に迫った。

吉利汽車は25年の販売目標(biāo)を271萬臺に設(shè)定。新製品や技術(shù)イノベーション、輸出、エネルギーの多様化などの推進(jìn)を加速する方針を明らかにしている。

海外販路開拓の面では25年に販売?サービス拠點(diǎn)を世界で300カ所以上増やす。拠點(diǎn)數(shù)は年內(nèi)に1100カ所を超える見通しで、販路のカバー率とアフターサービス能力をさらに高める。同時にノックダウン（現(xiàn)地組み立て）工場の建設(shè)を加速し、インドネシアやベトナム、中央アジア、アフリカなど複數(shù)の國でノックダウン生産を推進(jìn)するとしている。

1月にはエジプトで「吉利（Geely）」ブランドの完成車組み立てを開始すると発表。ババリアン自動車生産社（the Bavarian Automotive Manufacturing Company）內(nèi)の工場で、セダンの「Emgrand」とスポーツ用多目的車（SUV）「Coolray」の2車種を生産する。

吉利汽車は1997年に浙江省で創(chuàng)業(yè)。創(chuàng)業(yè)者の李書福氏は中國共産黨の習(xí)近平総書記が同省の黨委員會書記だった時代から親しい間柄にあるとされている。習(xí)氏は「吉利を支援せずしてどの企業(yè)を支援するのか」と述べたとも伝えられる。（編集/日向）