四川省広漢市と言えば、獨自の発達を遂げた青銅器文明の遺跡「三星堆」を思い浮かべる人が多いだろう。

【その他の寫真】

あまり知られていないことだが、四川省の県級市である広漢市は観光業(yè)の年間総収入が100億元（約2100億円）を超え、石油?天然ガス掘削リグプラントの輸出量が毎年全國1位で、グルメに人気の火鍋のタレとして使われる牛油は全國市場で3割以上のシェアを占めている。

今年第1-3四半期（1-9月）の広漢市の地域內(nèi)総生産（GRP）は前年同期比8．3％増の421億7000萬元（約8855億7000萬円）だった。

三星堆博物館の新館が2023年7月にオープンした。新館を巡り、特徴的な文化街區(qū)、多様なホテルのクラスター、流行を取り入れたテーマパーク、體験型文化クリエーティブ産業(yè)パークなどが建設(shè)された。

観光業(yè)は今や、同市にとって100億元規(guī)模の花形産業(yè)だ。予想では、今年の観光客受入數(shù)は同15．6％増の延べ1420萬人、観光総収入は同14．1％増の136億元（約2856億円）に達する見込みだ。

広漢市の100億元産業(yè)には別の「スター」もいる。

それは石油?天然ガス掘削設(shè)備製造業(yè)クラスターで、今年の生産高は170億元（約3570億円）に上る見込みだ。

広漢市では、石油?天然ガス製品と関連業(yè)務(wù)は「掘削、採掘、輸送、コントロール」の各プロセスをカバーし、アジア最大の石油?天然ガス陸上掘削リグ開発製造拠點となっている。

食材から鍋類まで、火鍋産業(yè)の今年の生産高は160億元（約3360億円）に達する見込みだ。

火鍋の牛油からスパイス、火鍋の食材から火鍋の調(diào)理器具、スープの加工からインスタント火鍋まで、同市には火鍋関連のメーカーが162社、飲食企業(yè)が424社集まり、牛油加工プロセス技術(shù)研究センターが設(shè)立され、処理、加工、パッケージ、開発、営業(yè)、消費の各プロセスをカバーする火鍋の包括的産業(yè)チェーンが形成されている。

複數(shù)の100億元産業(yè)が同時に勢いよく発展し、広漢市の経済発展をけん引する力強い原動力となっている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）