2024年12月1日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、中國で開発が進(jìn)む時(shí)速1000キロ以上のスーパー高速鉄道について紹介する記事を掲載した。

記事は、江蘇省南京市にある東南大學(xué)移動(dòng)通信國家重點(diǎn)実験室の宋鉄成（ソン?ティエチョン）教授の研究チームがこのほど、時(shí)速1000キロの高速列車で5Gネットワークをサポートし、乗客がスマートフォンを使って超高精細(xì)動(dòng)畫を視聴したり、オンラインゲームを楽しんだりできるようにするには、トンネルの內(nèi)壁に2本の平行ケーブルを敷設(shè)するだけで解決できることを発見したと伝えた。

そして、中國では17年に超音速の飛行技術(shù)と鉄道交通技術(shù)を組み合わせ、超導(dǎo)磁気浮上技術(shù)と真空管技術(shù)を利用することで、超音速の近地飛行を?qū)g現(xiàn)するという高速飛行列車の研究を開始したと紹介。低真空環(huán)境により空気抵抗を最大限に減らして速度アップが図れるほか、磁気浮上技術(shù)を組み合わせることで列車がわずかに宙に浮き、まさに「飛ぶように走る」とした。

また、昨年4月に中國航天科工集団が主催した高速飛行車に関する展示會(huì)で、國內(nèi)初のフルサイズの超リニア走行試験が行われたことが明らかになったほか、実験チームが非真空條件下での超高速磁気浮上および電磁推進(jìn)試験を完了し、時(shí)速623キロに達(dá)したとも紹介。將來的な運(yùn)行速度は時(shí)速1000キロに達(dá)する見込みで、今後時(shí)速1000キロ、時(shí)速2000キロ、時(shí)速4000キロという3段階で超高速輸送開発を進(jìn)めていく構(gòu)えだと伝えている。

一方で、スーパー高速鉄道技術(shù)が誕生してから成熟するまでには非常に長い時(shí)間がかかり、実際に導(dǎo)入するためには多くの現(xiàn)実的な問題を考慮しなければならないとも指摘。研究者らが現(xiàn)在技術(shù)の実用化の可能性を探っているものの、その結(jié)果すぐに実用化できる訳ではないとし、同済大學(xué)の交通運(yùn)輸計(jì)畫分野の教授が「高速リニアやスーパー高速鉄道プロジェクトについて國內(nèi)外での探求が進(jìn)んでいるが、現(xiàn)在の試験路線はどれも比較的短く、長距離試験ができないことがボトルネックになっている」と見方を示したことを紹介した。

記事は、昨年4月に研究者らが建設(shè)條件が最も整っている六つの超高速鉄道構(gòu)想路線を選んで比較評(píng)価を行った結(jié)果、上海―杭州間が筆頭候補(bǔ)になり得るとの見解を示したことが報(bào)じられたと紹介。一方で超高速鉄道技術(shù)開発に関する研究?計(jì)畫プロジェクトの具體的な実施時(shí)期は示されていないとし「各地方政府は時(shí)速600キロのスーパーリニア第1號(hào)を自分たちの地域に導(dǎo)入することを望んでいるものの、超高速鉄道計(jì)畫自體が今なお研究と検討の段階にとどまっている」と伝えた。（編集?翻訳/川尻）