中國ブランド?SHEIN、パクリ騒動でもユニクロに完勝の理由―香港メディア

Record China    2024年11月13日(水) 8時0分

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11日、香港メディア?香港01は、中國のファストファッションブランドSHEINが各ブランドから「パクリ」の指摘を受けながらも急成長し、日本でもオンライン販売でユニクロの牙城を崩したことについて報じた。

2024年11月11日、香港メディア?香港01は「中國ブランド?SHEIN、パクリ騒動でもユニクロに完勝」と題し、中國のファストファッションブランドSHEINが各ブランドから「パクリ」の指摘を受けながらも急成長し、日本でもオンライン販売でユニクロの牙城を崩したことについて報じた。

記事は、SHEINが先日、日本でのオンラインユーザー數(shù)が804萬人に達し、ユニクロの648萬人を上回ったと発表したことに言及。SHEINは日本だけでなく歐州など世界の各地で大成功を収めており、原宿、リバプール、バンクーバーなどに新しいオフラインストアやポップアップストアをオープンするたびに、長い行列ができると伝えた。そして、この人気の背景として、Z世代の消費者の心理をしっかりと把握していることを挙げた。

一方で、ユニクロの親會社であるファーストリテイリングが先月行ったの決算報告會で、柳井正會長がSHEINについて「スピードという點では、確かに學ぶべきところがある」としつつ、そのビジネスモデルは國際標準、製造レベル、倫理観のいずれから見ても「グレーゾーン」であり長続きするとは考えにくく、競爭相手としてはあまり気にならないと述べたほか、SHEINによる安易なモノづくりは資源の無駄遣いに思えるとの見解を示したことを伝えた。

記事はその上で、SHEINの魅力は「安い」ことだけに留まらず、柳井氏が言う「商品が簡単に製造されすぎる」という狀況こそが最も大きな強みなのだと指摘。SHEINには最新のファッショントレンドやビッグデータからベストセラーとなりうるアイテムを探索する専門アルゴリズムを持ち、新しいデザインを迅速に生み出す能力があると説明し、毎日2000點の新しいSKUを追加可能で、既存のファストファッション大手Zaraでも半月以上かかるという新製品の生産がわずか7日で済むと紹介した。

そして、ビッグデータやAIを駆使してデザイン要素を取り入れるというSHEINの手法は往々にして盜作論爭につながり、ユニクロが人気商品のラウンドショルダーバッグ(餃子バッグ)を模倣されたとしてSHEINに損害賠償を請求する訴訟を起こしたほか、リーバイスやナイキ、ドクターマーチン、ステューシー、オークリーなどの大手ブランドがSHEINを相手取って50件以上の訴訟を起こしてきたと伝えた。

一方で「世界経済環(huán)境が悪化する中で財布の紐を固くしている消費者にとって、デザインのパクリ疑惑など気になる問題ではない。しかも実際は、2020年以降の景気低迷の前に、SHEINはすでに歐米市場で確固たる地位を築き、ソーシャルプラットフォームを通じた若者のeコマース革命を引き起こしていた」と指摘し、世界経済を巡る現(xiàn)狀がSHEINにとって追い風になっているとの見方を示した。

ただ、「飛ぶ鳥を落とす勢いだったSHEINの成長にも陰りが見え始めている」とも言及?!附衲?月以降にSHEINのユーザートラフィックが大幅に減少し始めており、その要因が「パクリ問題」にあるのではなく、參入障壁の低い越境EC市場の競爭がますます激化していることにある」と指摘し、「SHEINの経営陣が先月末、中國発のライバルであるTemuとの直接対決から撤退し、ブランド品やファッション製品の開発、販売に一層重きを置く方針を決定した」と伝えた。

また、SHEINがロンドンでの新規(guī)株式公開(IPO)を控える中でIT研究開発チームの再編の一環(huán)として従業(yè)員の10%を削減するという異例の措置に踏み切ったことにも觸れ、「果たして、SHEINは柳井氏の予言通り短命に終わるのだろうか?今後の展開を見守るしかない」と結んだ。(編集?翻訳/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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