中國(guó)では、內(nèi)モンゴル醫(yī)科大學(xué)の學(xué)生が、獻(xiàn)體により作成された頭骨標(biāo)本などと「記念撮影」し、畫像をSNSに投稿したことで、大きな批判の聲が上がった。寫っている學(xué)生の中には、手の人差し指と中指をVの字の形にする、いわゆる「ピースポーズ」を示している者もいる。中國(guó)メディアの極目新聞が報(bào)じた。

【その他の寫真】

自らが死亡した場(chǎng)合に遺體を醫(yī)學(xué)の研究および教育のために提供する「獻(xiàn)體」が、社會(huì)に貢獻(xiàn)する極めて崇高な行為であり、獻(xiàn)體を受けた遺體は最大の敬意をもって扱わねばならないとされていることは、中國(guó)も同じだ。中國(guó)では、獻(xiàn)體による遺體を「大體老師（ダーティー?ラオシー）」と呼ぶ習(xí)慣もある。「大體」には「?jìng)ゴ螭胜肷眢w」のニュアンスがあり、「老師」とは教師を示す語(yǔ)なので、「教えを授けていただく」気持ちが込められている。

「獻(xiàn)體」に対する社會(huì)通念が確立しているだけに、寫真を撮影して投稿した醫(yī)學(xué)生の行為には、多くの批判が寄せられることになった。學(xué)生が投稿に際して「醫(yī)學(xué)生に怖いものはなし」との文を書き添えたことも、人々の怒りをさらにあおることにつながった。

極目新聞によると、投稿はしばらくして、グループ內(nèi)のユーザーだけが閲覧できるように変更されたが、スクリーンショットがさらに出回ることになった。投稿した寫真のうちの１枚では、學(xué)生のうち１人が頭骨を自分の體の前に掲げて見せ、複數(shù)の學(xué)生がカメラに向かって「ピースポーズ」をしている。また、骨格標(biāo)本の隣に一人が立って撮影した寫真や、片手で持った頭骨を自分の顔に並べて撮影した寫真、內(nèi)モンゴル醫(yī)科大學(xué)の校門付近で學(xué)舎を撮影したとみられる寫真もある。

極目新聞が同件について內(nèi)モンゴル醫(yī)科大學(xué)に取材したところ、大學(xué)側(cè)からは誠(chéng)実とは言えない対応があった。同學(xué)公衆(zhòng)衛(wèi)生學(xué)院に電話したところ、電話に出た職員は「本學(xué)院の學(xué)生は臨床の授業(yè)を受けているが、獻(xiàn)體を用いた授業(yè)を受けている學(xué)生はいない。関連する寫真を投稿した學(xué)生は本學(xué)院の學(xué)生ではない。この件はまだ不明だ」と説明したが、続けて質(zhì)問したところ、職員は電話を一方的に切ったという。

同學(xué)基礎(chǔ)醫(yī)學(xué)院の職員は「學(xué)院はこの件を積極的に処理しているが、関連した學(xué)生がどの學(xué)院に所屬しているかは明らかにできない。具體的な狀況については、大學(xué)の広報(bào)部に連絡(luò)をしてもよい」と説明した。しかし、大學(xué)広報(bào)部に何度も電話しても、電話に出る者はいなかったという。また、同學(xué)學(xué)生課に電話を掛けたところ、電話に出た職員は要件を聞いたとたんに電話を切り、その後は何度電話をしても誰(shuí)も出なかった。

ただし學(xué)生課職員は、極目新聞より前に電話取材した別のメディアには「大學(xué)側(cè)はすでに事情を知っており、関連した學(xué)生から事情を聴取し、調(diào)査も進(jìn)めている。獻(xiàn)體に対する基本的な敬意は、擔(dān)當(dāng)の教師が事前に教育すべきだ。大學(xué)側(cè)はこの件を順次調(diào)査し、できるだけ早く処理する」と述べたという。（翻訳?編集/如月隼人）