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日本の電車內で撮影された映像が、中國のSNS上で物議を醸している。
日本の電車內で撮影された映像が、中國のSNS上で物議を醸している。
中國のSNS?微博(ウェイボー)で150萬近くのフォロワーを持つブロガーは23日、「日本のSNS上で話題になっている」として問題の動畫を転載した。その動畫は外國人YouTuberが日本の電車內で撮影したもので、撮影者が座席に座っていたところ目の前に立っていた女性が攜帯電話を耳に當て話し始める。
撮影者が英語で「ここは日本です。電車內で通話してはいけません」と聲をかけると、女性は手で「OK」マークを作り承諾の意思を示した。女性は言葉を発することはなかったがその後も電話を耳に當て続けていたため、撮影者はやや汚い言葉(英語)で再度注意。女性は「OK、OK、分かった」などと言いながらその場を去った。
日本のSNS上では女性が発した日本語のイントネーションから女性が中國人であると推測され批判の聲が上がっているが、同ブロガーは「中國人だとの証拠は何もない」と主張し、「この動畫は捏造(ねつぞう)であり差別であると、在日中國人たちの怒りを引き起こした。これには長年中國に不満を抱いてきた“精日(精神日本人。自分のことを精神的には日本人だと考える人々。日本好き)”たちも含まれている」と紹介している。
中國のネットユーザーからは「“精日”もついに目が覚めたか」「偽善にもほどがある。日本の電車內で通話している日本人は山ほどいる」「(女性は)通話じゃなくて音聲メッセージを聞いているだけかもしれないだろう」「そもそも中國人だという証拠は?」「いったいどっちがヘイトを行っているんだか」「日本は一貫して中國に対する憎悪教育を行っている」「日本の電車內では通話はしてはいけないが癡漢は橫行」といった聲が上がった。
一方、香港フェニックステレビ駐東京首席記者の李淼(リー?ミャオ)氏は別の角度からこの問題に言及している。李氏は自身のSNSアカウントで「実は日本の電車內で通話をしてはいけないということは、日本國內でも議論を呼んでいる」と指摘。過去に日本維新の會の議員が國會で「(電車內で)普通の會話は問題ないとされている。小聲で短時間の通話であれば(電話であっても)いいのではないか」との意見を述べたことを紹介。また、日本人の利用者からも「數十秒程度ならいい」「今電車の中だから後でかけ直すといった短い會話なら許容できる」などの聲が出たことを説明した。
その上で、「日本の電車內ではルールが多く、以前は優(yōu)先席付近では攜帯電話の電源を切らないといけないことになっていたが、最近では混雑時に限定された」としたほか、東急電鉄がかつて「奇數號車はマナーモード、偶數號車は電源オフ」という獨自のルールを定めていたことも例示した。
李氏はまた、「日本の電車內で通話が許されないことは合理的だと思いますか?」とのネットアンケートを行っており、半日ほどで約900人が回答?!负侠淼摹工?76票、「非合理的」が516票、「緊急時に短い通話は認められるべき」が213票となっている。
ネットユーザーからは「飛行機で利用制限するのは安全上の理由だから分かるが電車は意味が分からない」「日本人は抑圧されすぎている」「日本の電車內では大きな聲でおしゃべりしている人もいる。それに比べれば小聲で通話する方がずっとマシだろう」「どっちにしても私は外國人だから知らぬふりをする」といった聲が上がった。
一方で、「私はこれは良いことだと思う」「日本人でも守っていない人もいるが、ほとんどは『後でかけ直す』と言って切っている。大聲で話されるのは確かにうっとうしく、特に靜かな車內では余計に目立つ」「私は靜かな雰囲気が好き。(中國)國內の電車のように大聲で通話したり、おしゃべりしたりしているのはイラつく」「私ももろ手を挙げて通話禁止に賛成。ただ緊急時は認められるべきだと思う」とのコメントも少なくなかった。(翻訳?編集/北田)
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