華字メディア?日本華僑報(bào)は2日、「パンダが日中友好の新たなステージの序曲を奏でることを期待」と題する論評(píng)記事を掲載した。

同記事は、中國(guó)が日本にパンダを貸與する意向を示したとのニュースが日本で反響を呼んでいると紹介、「パンダの貸與はただの動(dòng)物の交換にとどまらず、日中両國(guó)の感情や意向を象徴するものである」とした。そして、今年8月に日本の超黨派である日中友好議員連盟の會(huì)長(zhǎng)であり、日本の政界における「知中派」の重鎮(zhèn)である二階俊博衆(zhòng)議院議員らが中國(guó)の王毅（ワン?イー）外相と會(huì)談した際、王外相が「中國(guó)のパンダを再び『外交の旅』に送り出す。この『平和の使者』が國(guó)際舞臺(tái)で再びその輝きを放つことを望んでいる」と発言したとの日本の報(bào)道を紹介した。

同記事は、「パンダは何度もさまざまな國(guó)にわたって、中國(guó)と外國(guó)の友好関係を築き、文化交流に貢獻(xiàn)してきた」と言及。その上で、「中國(guó)の外交政策が成熟しつつある中で、パンダという『外交官』は新たな歴史的使命を攜え、日中関係を新たなステージに引き上げる重要な絆となり、両國(guó)の友好関係に新たな歴史を刻むことになるだろう」とパンダが日中関係において果たすことになる役割を強(qiáng)調(diào)した。

その一方、日本政府関係者は「まだ何も決まっていない」と慎重に対応していることに觸れ、「パンダの貸與は単なる動(dòng)物の交換ではなく、複雑な政治的、外交的、文化的配慮が伴うものであることを忘れてはならない」と主張。パンダの「日本への旅」は常に日中両國(guó)関係の微妙な変化を可視化する風(fēng)見(jiàn)鶏であるとした上で、「具體的な貸與條件などついては、日中両國(guó)が誠(chéng)実に、深く、丁寧な協(xié)議を行い、この素晴らしいビジョン実現(xiàn)に向けて努力する必要がある」とした。

また、同記事は「現(xiàn)在、日本にいる中國(guó)から貸し出されたパンダはわずか8頭。そのうち2頭は年老いて體力が衰え、まもなく帰國(guó)予定」と日本のパンダの現(xiàn)狀に言及し、「この狀況は、日本の人々のパンダへの期待を一層強(qiáng)めることは間違いなく、彼らは再び平和の使者を目にして、中國(guó)からの溫かさと友好を感じることを切望している」と主張した。そして、「中國(guó)がパンダの貸與を順調(diào)に進(jìn)めることができれば、日中両國(guó)の友好関係に新たな活力が注ぎ込まれる。平和と友好の種が日中両國(guó)民の心に根付き、より美しい花を咲かせることになるだろう」と日本へのパンダ貸與の効果に期待を寄せた。

一方で、「パンダの貸與は、広範(fàn)にわたる日中関係の中の明るい點(diǎn)の一つに過(guò)ぎない。日中両國(guó)の長(zhǎng)期的な平和と友好を真に実現(xiàn)するためには、政治、経済、文化など多くの分野で協(xié)力していく必要がある」と指摘。「協(xié)力を拡大し交流を深めることで、日中関係の基盤をさらに強(qiáng)固にし、その未來(lái)をより広いものにしていくことが求められている」とも強(qiáng)調(diào)した。

同記事は最後に、「今回のパンダの『外交の旅』が素晴らしい契機(jī)となり、日中関係が新たな高みへと進(jìn)むことを願(yuàn)う。両國(guó)民が平和と友好の下で手を取り合い、より良い未來(lái)を共に創(chuàng)っていくことを期待している。パンダの愛(ài)らしさとパンダがもたらす友好が、日中両國(guó)民の心に永遠(yuǎn)に刻まれ、日中両國(guó)民に利益と平和の光を注ぎ続けることを祈っている」と締めくくった。（翻訳?編集/奈良）