2024年6月19日、中國メディアの澎湃新聞は、中國が禁止薬物使用スキャンダルの渦中にある競(jìng)泳11選手を7月末に開幕を迎えるパリ五輪代表に決定したことについて、中國外交部がコメントしたことを報(bào)じた。

中國が19日に発表したパリ五輪競(jìng)泳の代表選手の中に、2021年の東京五輪前に中國で行われた大會(huì)のドーピング検査で禁止薬物トリメタジジンの陽性反応がでた23人のうち、東京五輪の女子200メートルバタフライなどで金メダルを獲得した張雨霏（ジャン?ユーフェイ）、男子200メートル個(gè)人メドレー金メダリストの王順（ワン?シュン）ら11人が含まれていた。

世界アンチドーピング機(jī)構(gòu)（WADA）は4月、23選手からトリメタジジンの陽性反応があったとの聲明を出す一方で「気づかないうちに禁止薬物の影響にさらされた」という中國側(cè)の主張を受け入れ、選手らに対する処分を下していない。

記事は、中國外交部の林剣（リン?ジエン）報(bào)道官が19日の記者會(huì)見で仏AFP通信社の記者から「米國のアンチドーピング機(jī)関がWADAに対し、この件について事実を隠していると批判しており、WADAは中國に専門家グループを派遣して調(diào)査に當(dāng)たる姿勢(shì)を示しているが」と質(zhì)問を受けた際、「われわれは以前、この問題についてすでに回答をしている。強(qiáng)調(diào)したいのは、中國政府は一貫して興奮剤問題を全く容認(rèn)しないという揺るがない立場(chǎng)を保っていることだ。世界アンチドーピング條例を順守し、アスリートの心身の健康とスポーツ競(jìng)技の公平性を守るとともに、世界における反興奮剤の戦いに積極的に貢獻(xiàn)する」とコメントしたことを伝えた。

この件について、中國のネットユーザーは「米國はまたドーピングを使って騒ぎを起こそうとしているのか」「西側(cè)だってたくさん使っている。國際組織に調(diào)べる勇気がないだけ」との聲がある一方、「國としてドーピングを全く容認(rèn)しないというのはいいことだが…」「問題がないというなら、他人による調(diào)査を恐れる必要はないだろう」「もし本當(dāng)に興奮剤を使っていたなら、追放すべきだと思う」といった聲も出ている。（翻訳?編集/川尻）