2024年6月4日、中國(guó)メディア?新黃河は、上海市で配車サービスの到著が8分遅れたため飛行機(jī)に乗り遅れたとして市民が運(yùn)営業(yè)者に対しチケット変更代全額の賠償を求めたことが物議を醸したと報(bào)じた。

記事によると、ある女性が先日、上海市內(nèi)で配車サービスを予約した。午後6時(shí)40分出発の飛行機(jī)に乗るため、空港までタクシーで10分ほどの場(chǎng)所にある自宅で5時(shí)40分に配車を予約したが、ドライバーが道に不慣れだったため予定より8分遅い5時(shí)48分に女性をピックアップした?？崭郅摔?時(shí)56分に到著したが、搭乗手続きは5時(shí)55分に締め切られたため女性はこの便に乗り遅れ、2400元（約5萬(wàn)円）を支払って別の便を予約せざるを得なかったという。

女性は飛行機(jī)の利用に慣れていたこと、自宅が空港から近いこともあって「5分前に空港に著けば十分にチェックインに間に合う」と考えており、チェックインできなかったのはドライバーが5時(shí)40分にピックアップするという契約に反したことが原因で、サービス運(yùn)営業(yè)者とドライバーが共同でチケット代を賠償すべきだと主張した。

女性のクレームに対し、運(yùn)営業(yè)者は18元（約390円）の輸送料金の返卻と100元（約2100円）の補(bǔ)償を申し出る一方で、チケット代の全額支払いは拒否した。両者は交渉を行っているが、今なお合意には至っていないという。

上海市長(zhǎng)寧區(qū)消費(fèi)者権益保護(hù)委員會(huì)はこの件について「ドライバーの遅刻により乗客が飛行機(jī)に乗り遅れたため、ドライバーには違約責(zé)任がある。また運(yùn)営業(yè)者は配車情報(bào)サービス提供者として、ドライバーが負(fù)うべき賠償に対し、一定の補(bǔ)償を行うことができる。一方で、乗客にも時(shí)間の余裕を確保しなかったという問(wèn)題がある。國(guó)內(nèi)線は出発45分前に搭乗手続きを終了し、通常は90分前に空港に到著するよう推奨されている。締め切りまでわずか5分の余裕を持たせないというのは、紛れもなく『エクストリーム搭乗』である」とし、民法典の規(guī)定に沿って女性も一定の責(zé)任を負(fù)う必要があるとの認(rèn)識(shí)を示した。

記事によると、ネットユーザーの見方はまちまちで、「自分自身のスケジューリングに問(wèn)題があり、ドライバーを恨むべきではない」との意見が出る一方で、「時(shí)間が予約されているのに遅刻するというのは、サービス意識(shí)が足りないことの表れではないか」といった聲も見られたという。（翻訳?編集/川尻）