中國が「尖閣モデル」で臺灣に圧力―獨メディア

Record China    2024年2月28日(水) 13時0分

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獨メディアのドイチェ?ヴェレ(中國語版)は27日、中國海洋警察の船が再び“越境”し、臺灣がこれに反発したと報じた。

獨メディアのドイチェ?ヴェレ(中國語版)は27日、中國海洋警察の船が再び“越境”し、臺灣がこれに反発したと報じた。

今月14日、臺灣の金門島付近で臺灣側(cè)の取り締まりから逃れようとした中國漁船が転覆した事件が発生した後、中國側(cè)は付近の海域で「法執(zhí)行を常態(tài)化する」と明らかにした。25日には福建省の海洋警察の編隊が付近を巡行し、翌日には海警局の船が制限水域に進(jìn)入した。

臺灣海洋委員會の管碧玲主任委員は27日、中國側(cè)の制限水域に進(jìn)入について「時間は長くなかった」とし、臺灣側(cè)の巡視船が放送を通じて退去を求めたことを明らかにした。一方で、メディアの分析を引用し「中國側(cè)のこの動きは『主権を宣言する形』であり、中國側(cè)が『釣魚臺(尖閣諸島)モデル』を金門、アモイ海域に持ち込もうとしていることを示している」と指摘した。

この見方は臺灣の専門家の間で広がっているもので、臺灣の張延廷元空軍副司令官は22日に出演した政治討論番組で「中國は海警船を頻繁に釣魚臺付近に巡行させ、主権を宣言している」と指摘した。日本政府によると、2023年に中國船が尖閣沖の接続水域を航行したのは、過去最多の352回に上った。

中國メディアの環(huán)球時報は26日付の記事で、中國南海研究院世界海軍研究センターの陳相秒(チェン?シアンミャオ)主任の話として「中國海警はより斷固として管轄権を行使する」と伝えたほか、中國現(xiàn)代國際関係研究院海洋戦略研究所の楊霄(ヤン?シアオ)副所長の話として「中國海警は臺灣海峽での法執(zhí)行をさらに進(jìn)める可能性があり、臺灣側(cè)の存在空間は縮小されるだろう」と主張した。

一方、臺灣側(cè)は中國側(cè)に政治的な思惑があると見ている。管氏は中國側(cè)が海警船を派遣したことについて「政治的な意味合いが非常に強(qiáng)い。過去にも同様の取り締まり事例があるが、今回は中國側(cè)に政治的行為と結(jié)びつけられた。臺灣も國際社會も、これを快く思っていない」と述べた。

臺灣國防部や臺灣軍は臺灣海巡署に処理を委ねるとして動きを見せていないが、緊張がエスカレートするのを避けるためとみられている。このほか、臺灣の市民団體「経済民主連合」は27日に海峽両岸観光交流協(xié)會の建物前で抗議デモを行った。同団體は、19日に中國側(cè)が金門観光船に強(qiáng)制的に乗り込んで検査を行ったことは「政治的報復(fù)」だと批判し、不必要な中國への渡航を控えるよう呼び掛けている。(翻訳?編集/北田

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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