奇妙な現(xiàn)象、中國人の預(yù)金はなぜ増え続けているのか―中國メディア

Record China    2024年2月28日(水) 8時0分

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中國メディアの三聯(lián)生活週刊は27日、「金利がこんなに低いのに、なぜ中國人の預(yù)金は増え続けているのか」との記事を発表した。

中國メディアの三聯(lián)生活週刊は27日、「金利がこんなに低いのに、なぜ中國人の預(yù)金は増え続けているのか」との記事を発表した。

記事は、「わが國の預(yù)金金利は過去1年以上にわたり下がり続けており、建國以來最低を記録しているが、ある奇妙な現(xiàn)象が起きている。金利がどれほど下がり続けていてもわが國の住民の預(yù)金はますます増えており、低金利は庶民の貯蓄意欲に少しも影響を與えていないのである」と述べた。

その上で、中國では2022年9月以降、相次いで利下げが行われていることに言及?!附鹄陇毪阮A(yù)金を別の場所に移したり、投資に回したりするのが普通であり、わが國が持続的な利下げを行っているのもそれが目的の一つだ。しかし、金利を下げれば下げるほど庶民の預(yù)金への意識は積極性を増している」と指摘。18年までは毎年の新規(guī)預(yù)金額が4兆~5兆元(1元=約20円)だったが、新型コロナの流行で急増し20年の新規(guī)預(yù)金額は11兆元、22年には18兆元に達(dá)したと説明した。

預(yù)金額が増えている背景について記事は「金利を下げているということは景気が後退していることを意味し、大幅な利下げで経済成長を刺激するのが狙いだ。庶民からすれば今後も景気の下振れが続くと考えれば、資産の安全確保が第一となる」とし、「中國人はかねてより預(yù)金を好む。主な目的は金利を得ることではなく一種の予防だ。わが國の社會保障水準(zhǔn)が低いことを背景に、庶民の多くは將來的なリスクに備えて預(yù)金するのだ」と説明した。

そして、庶民の預(yù)金ブームについて「コロナとそれ以降の経済動向により多くの人の將來に対する不確実性が高まり、より強(qiáng)い預(yù)金意欲につながった」と分析。また、「リスクへの備えだけでなく、良い投資先がないことも確かだ」と指摘し、「株式市場も不動産市場も基本的に庶民の富は増えず、大幅に目減りしている。ここ數(shù)年は預(yù)金を選んだ庶民が、実は勝ち組になっている。資産運用を行っている人の多くは荒波に巻き込まれた狀態(tài)で、むしろ保守的な預(yù)金こそが最も安定したリターンを得ている」と述べた。

記事は、「庶民の預(yù)金が爆発的に増加していることについて、どこからそのお金が出てきているのかという疑問がある。経済は下降しており、預(yù)金が増加したのは収入の増加によるものであるはずがない。多くはやはり、消費を減らして節(jié)約したお金を預(yù)金しているのである」とし、「株も家も買わない人が増え、日々の消費を減らし、それによる連鎖反応として市場の低迷が続き、物価まで下落し始めている」と説明した。

その上で、「現(xiàn)在の経済情勢は、デフレの悪循環(huán)を形成している」とし、これを斷ち切るためには政府による社會保障システムの拡充が必要と主張。「庶民が社會保障システムを頼り、將來の介護(hù)、病気などへの不安がなくなり、過剰貯蓄の必要がなくなれば、より多くの資金が放出されて経済を刺激することができる」とし、「そうした安心感がない限り、パニック的貯蓄は止まることはないだろう」と論じた。(翻訳?編集/北田

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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