日系自動(dòng)車メーカーは好調(diào)?不調(diào)?中國(guó)人は結(jié)局日本車を選ぶのか

高野悠介    2024年2月24日(土) 6時(shí)20分

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中國(guó)メディアの日本車に対する論評(píng)が感情的になっている。寫真は東風(fēng)ホンダのEV「e:NS1」。

中國(guó)メディアは混亂している。中國(guó)の世論と世界の自動(dòng)車販売実績(jī)が明らかに非対稱をなしているからだ。そのため日本車に対する論評(píng)は感情的になっている。二つの日本車関連記事を紹介し、今後の中國(guó)自動(dòng)車市場(chǎng)を展望しよう。

倒れないトヨタ、販売臺(tái)數(shù)が4年連続世界一

一つ目は騰訊網(wǎng)(テンセントニュース)の記事だ。トヨタは倒れそうに見えたが2023年の世界販売臺(tái)數(shù)は前年比7.2%増の1123萬(wàn)臺(tái)を達(dá)成したと伝え、「トヨタ車のパワーは弱く、価格はむやみに高い。安定の品質(zhì)というが、それは新技術(shù)ではない。ブランド力以外に何があるのか」などと主張した。一方、「トヨタは2023年に世界販売臺(tái)數(shù)が4年連続で世界一を達(dá)成し、史上最高の利益を挙げ、2位のフォルクスワーゲンの924萬(wàn)臺(tái)に大差をつけた」と報(bào)じ、この解釈に戸惑っている。

トヨタは中國(guó)市場(chǎng)における地位が低下しても、他の海外市場(chǎng)では依然として支配的地位にある。米國(guó)市場(chǎng)ではゼネラルモーターズに次ぐ2位、歐州市場(chǎng)でもフォルクスワーゲンに次ぐ2位で、日本市場(chǎng)はもちろん首位だった。

一方、中國(guó)での販売臺(tái)數(shù)は微減だったが、トヨタの衰退は數(shù)字で見るよりも深刻だと記事は指摘する。その第一のポイントは値下げの大盤振る舞いによって売り上げを維持したことだ。主力のカムリは14萬(wàn)元(約280萬(wàn)円)からで、レクサスESは7萬(wàn)元(約140萬(wàn)円)値引きした。

第二のポイントは、純EVの比率は1%にも満たず、ハイブリッドは3分の1程度まで増えているが、電動(dòng)化は思うように進(jìn)展していないことだ。中國(guó)市場(chǎng)におけるトヨタの衰退は間違いないが、そのスピードは多くの中國(guó)人が思うほど速くないと結(jié)んでいる。

日系メーカーは好調(diào)な出足

もう1本の記事は、「中國(guó)人はやはり買うとなれば日本車を好む」というものだ。日系4大ブランドのトヨタ、ホンダ日産、マツダの中國(guó)での認(rèn)知度は高い。その合弁會(huì)社、一汽トヨタ、広汽トヨタ、広汽ホンダ、東風(fēng)ホンダ、東風(fēng)日産、長(zhǎng)安マツダの2024年1月の販売臺(tái)數(shù)が発表された。それは予想を超える數(shù)字だった。販売臺(tái)數(shù)、前年同月比は以下の通り。

広汽トヨタ 7萬(wàn)1875臺(tái) 17.6%増

一汽トヨタ 7萬(wàn)臺(tái) 59.3%増

東風(fēng)日産 7萬(wàn)6000臺(tái) 115.6%増

東風(fēng)ホンダ 6萬(wàn)5000臺(tái) 113.3%増

広汽ホンダ 5萬(wàn)6802臺(tái) 41%増

長(zhǎng)安マツダ 1萬(wàn)2393臺(tái) 219%増

広汽トヨタはカムリが13.6%増の1萬(wàn)6352臺(tái)、ハイランダーが50.1%増の7204臺(tái)と主力車種が好調(diào)で、レクサス(輸入)は210%増の1萬(wàn)3700臺(tái)だった。一汽トヨタには言及がなく、トヨタ中國(guó)全體でハイブリッド車は71.4%増の6萬(wàn)4500臺(tái)、純EVは240%増の2900臺(tái)というデータを紹介している。

東風(fēng)日産の販売臺(tái)數(shù)にはインフィニティとEVブランドのヴェヌーシア(啟辰)が含まれる。インフィニティは約1000臺(tái)、ヴェヌーシアは約4000臺(tái)で、日産ブランド全體では約7萬(wàn)1000臺(tái)とみられる。天籟(ティアナ)、逍客(キャシュカイ)、奇駿(エクストレイル)などが好調(diào)だ。新型パスファインダーの予約受注も3000臺(tái)を突破した。

東風(fēng)ホンダは広汽ホンダに比べて地味な存在だったが、1月の販売臺(tái)數(shù)を2倍以上に増やし、注目を集めている。主力のシビック、CR-V、インスパイアの値引きが大きい。中でもインスパイアは4萬(wàn)元(約80萬(wàn)円)もの値引きで、14萬(wàn)元(約280萬(wàn)円)から買える。シビックも10萬(wàn)元(約200萬(wàn)円)からというお買い得プライスだ。

広汽ホンダは主力3車種とも1萬(wàn)臺(tái)以上販売した。アコードは10.6%増の1萬(wàn)6148臺(tái)、CR-Vは117.9%増の1萬(wàn)3392臺(tái)、インテグラは180.4%増の1萬(wàn)3023臺(tái)だった。インテグラはモデル後期でありながら勢(shì)いを維持した。広汽ホンダはもともと高い存在感がある。1月は東風(fēng)ホンダに抜かれたが、セールを連発しているわけではなく、消費(fèi)者のあらゆるニーズに応えた結(jié)果、となぜか高い評(píng)価だ。

長(zhǎng)安マツダはCX-3、CX-5、CX-50など主力の値引きや買い替え補(bǔ)助金などの販促活動(dòng)が功を奏した。しかしかつてのMAZDA6(アテンザ)のような人気車種はなく、存在感は薄らいでいる。

記事は「結(jié)局、中國(guó)人は日本車を購(gòu)入する意欲がまだ高い。燃費(fèi)や品質(zhì)で中國(guó)人のニーズを満たしているのは間違いない」と結(jié)んでいる。

購(gòu)入制限は緩和の方向へ

結(jié)局、二つの記事共に日本車はやっぱり強(qiáng)いということを証明する內(nèi)容になっている。

中國(guó)乗用車市場(chǎng)信息聯(lián)席會(huì)(乗聯(lián)會(huì))によると、中國(guó)の內(nèi)燃エンジン車は毎年1兆元(約20兆円)以上の燃油稅を納めている。さらに各地方政府がさまざまな購(gòu)入制限を課している。これらの措置は新エネルギー車の普及に貢獻(xiàn)したが、その普及率が40%を超える(2024年見込み)狀況となった今、乗聯(lián)會(huì)は地方政府に購(gòu)入制限の段階的緩和を推奨し始めた。

購(gòu)入制限のある一部の都市は制限のない都市より自動(dòng)車保有率が大きく劣る。そのため自動(dòng)車保有臺(tái)數(shù)400萬(wàn)臺(tái)以下の都市は內(nèi)燃エンジン車の購(gòu)入制限をすべきでないと提言している。車は車として同等の権利を持つべきというのだ。

內(nèi)燃エンジン車の巨大な生産能力とその市場(chǎng)規(guī)模縮小との矛盾は問題を多発させている。厳しい価格競(jìng)爭(zhēng)はその現(xiàn)れの一つだ。各メーカーがシェア維持を優(yōu)先し、この価格競(jìng)爭(zhēng)は新しい秩序が形成されるまで數(shù)年は続くとみられる。従來型、新規(guī)EVメーカーを問わず、この狀況に耐えられるかどうか。これらは日系メーカーに有利に働きそうだ。

■筆者プロフィール:高野悠介

1956年生まれ、早稲田大學(xué)教育學(xué)部卒。ユニー株(現(xiàn)パンパシフィック)青島事務(wù)所長(zhǎng)、上海事務(wù)所長(zhǎng)を歴任、中國(guó)貿(mào)易の経験は四半世紀(jì)以上。現(xiàn)在は中國(guó)人妻と愛知県駐在。最先端のOMO、共同購(gòu)入、ライブEコマースなど、中國(guó)最新のB2Cビジネスと中國(guó)人家族について、ディ-プな情報(bào)を提供。著書:2001年「繊維王國(guó)上?!箹|京図書出版會(huì)、2004年「新?繊維王國(guó)青島」東京図書出版會(huì)、2007年「中國(guó)の人々の中で」新風(fēng)舎、2014年「中國(guó)の一族の中で」Amazon Kindle。

※本コラムは筆者の個(gè)人的見解であり、RecordChinaの立場(chǎng)を代表するものではありません。

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