2月10日からの舊正月（春節(jié)）に先立って、中國の金市場(chǎng)には現(xiàn)物購入ブームの波が押し寄せている、と國営メディアが報(bào)じた。これまでと違って今年の主力購入層は、もはや中年女性ではなく、「00後」と呼ばれる2000年代生まれの若者たちだ。彼らは金市場(chǎng)に新たな活力を注ぎ込んでいる。

AFP通信が紹介した中國國際テレビ局（CGTN）の記事によると、「00後」の若者は現(xiàn)物金購入の「先輩」らと比べて、個(gè)性やファッションセンスによりこだわりを見せている。ゴールドのアクセサリーをコーディネートの一部として取り入れたり、SNSで著こなしを共有したりすることを好む。自分の個(gè)性とセンスを表現(xiàn)するために、ユニークなスタイルや斬新なデザインのゴールドアクセサリーを探すことに時(shí)間と労力を惜しまない。

また、「00後」世代は投資や資産運(yùn)用の意識(shí)が向上している。安定的な投資ツールとして現(xiàn)物金が資産配分の重要な一部となっていることを認(rèn)識(shí)。このため、金取引に積極的に參加し、金の延べ棒や金貨などを購入することによって財(cái)産を増やそうとしている。

ほかにも、「00後」世代はブランドや品質(zhì)に対する要求が高いことも特徴だ。本物の金製品を確実に購入するために、有名ブランドや口コミ評(píng)価の高い業(yè)者を選ぶ傾向にある。

こうした一連の変化が金市場(chǎng)の発展と革新を促進(jìn)。業(yè)者は相次いで販売戦略を調(diào)整し、若者のニーズに合わせたより多くの金製品を発売している?！?0後」世代のゴールドアクセサリー購入の重要なチャンネルである各ECプラットフォームも継続的なサービス改善を行い、より便利で安全なショッピング環(huán)境を提供している。

CGTNによると、「金の豆」「金のヒマワリの種」などミニ金商品も新たな財(cái)テクとして、若者たちの人気を集めている。

「金の豆」は重さ1グラムほど。販売価格は相場(chǎng)によって決められる。數(shù)十から100グラムを超える金の延べ棒に比べ、購入のハードルが低く、若年層に金投資の機(jī)會(huì)を與えている。

北京のある金アクセサリー販売店の店員によると、最近、「金の豆」について問い合わせに來る人が多く、購入者はいつでも換金できるという利點(diǎn)もあると考えている。

「中國ゴールドジュエリー消費(fèi)調(diào)査白書（2021）」によると、金の消費(fèi)者のうち、25歳から35歳の顧客が占める割合は7割を超える。ミニ金商品の人気上昇を受け、多くのブランドがECプラットフォームで「金の豆」などを売り出しているという。（編集/日向）