日韓の“政治暴力”をどう読み解くか―中國専門家

Record China    2024年1月5日(金) 7時0分

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3日、環(huán)球時報は、「日本や韓國の政治暴力についてどう理解するか」と題した、黒竜江省社會科學(xué)院東北アジア研究所の笪志剛氏による評論記事を掲載した。寫真は安倍元首相の國葬當(dāng)日の東京。

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2024年1月3日、中國メディアの環(huán)球時報は、韓國最大野黨?共に民主黨の李在明(イ?ジェミョン)代表が刃物で襲撃された事件に関連し「日本や韓國の政治暴力についてどう理解するか」と題した、黒竜江省社會科學(xué)院東北アジア研究所の笪志剛(ダー?ジーガン)氏による評論記事を掲載した。

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笪氏は、2日に発生した李氏の襲撃事件の他にも、韓國では2006年の樸槿恵(パク?クネ)元大統(tǒng)領(lǐng)や22年の宋永吉(ソン?ヨンギル)元民主黨代表など政界の要人がしばしば襲撃される事件が起きており、日本でも22年7月に安倍晉三元首相が襲撃され死亡し、岸田文雄首相も昨年4月に襲撃された紹介。その上で、アジアを代表する先進國の日本と韓國でたびたび政治家を襲撃する事件が発生する背景に「3つの大きな変化」があると分析した。

1つ目は、社會の分裂による対立感情の高まりとした。日本では30年におよぶ経済の低迷、韓國では著しい外需依存型経済発展に伴う大企業(yè)への富の集中によって社會における貧富の二極化が激化していると指摘。これに多黨政治などの影響が加わり、若者が現(xiàn)在の政治に失望するとともに、社會の分裂を生んだとした。そして、暴力によって政治を変える、公平な社會をつくるという極端な思想が生まれ安くなっているとの見解を示した。


2つ目は、戦後の日本と韓國が経済の復(fù)興、発展に忙殺され、政治?外交面で米國や歐州に多くの譲歩を行ってきたことのツケを挙げた。両國はその後目覚ましい経済発展を遂げたものの、やがて経済は冷え込んでくると外交的自立性の低下、政治的自主性の欠如、世論管理能力の低下という悪循環(huán)が目立つようになったと指摘し、対米同盟をはじめとする対外同盟依存と、際限のない黨派間競爭によって両國に新保守主義と新國家主義が芽生え、暴力の活性化の溫床となっていると論じた。


3つ目は、経済発展の裏で國民が大きなプレッシャーとストレスを抱えていることを挙げた。両國では社會からの孤立や仕事のストレスを感じたり、悩みを抱えてふさぎ込む人がますます増えており、社會の中で過激な事件がたびだび起きるようになっていると指摘。政治への不満や社會への不満を持つ者の一部が新たな犯罪者層となり、政治家や社會をターゲットとした犯罪行為がある側(cè)面から社會の一部で支持を得るなど、両國の社會心理がねじ曲がりつつあるとした。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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