習(xí)近平國(guó)家主席は2024年の年頭挨拶を発表した。中國(guó)経済について「景気回復(fù)の前向きな流れを加速し、長(zhǎng)期的な経済の安定を?qū)g現(xiàn)しなければならない」と語(yǔ)り、「改革開(kāi)放を全面的に深化させ、経済の活力を強(qiáng)化し、教育や科學(xué)振興、人材育成にいっそう力を入れる必要がある」と唱えた。一方で反グローバル化、一國(guó)主義、保護(hù)主義への反対を打ち出し、中國(guó)こそが「平等な國(guó)際社會(huì)」をリードしていくと訴えた。

【その他の寫真】

全體を通じて改革開(kāi)放政策の拡大による経済発展の必要性をアピールしている點(diǎn)が際立つ。

「最終的に目指しているのは、人々の暮らしをより幸せなものにするということで、子育てと教育、若者の雇用と育成、高齢者の醫(yī)療と養(yǎng)老、これらは家庭のことであり、國(guó)家の事業(yè)でもある」と強(qiáng)調(diào)した。

軍事、海洋進(jìn)出への言及を封印

経済重視の方針に対し、軍事面や海洋進(jìn)出への言及はなく、経済発展による國(guó)民の生活向上に力點(diǎn)を置いている點(diǎn)が目立った。

最近1年の中國(guó)の歩みについて「経済は持続的に前向きに回復(fù)し、ハイクオリティーな発展が推し進(jìn)められてきた?，F(xiàn)代化された産業(yè)體系が一層完備され、ハイエンド化、スマート化、エコロジー化を目指す新型基幹産業(yè)も速やかに成長(zhǎng)している」「食糧生産の面では20年連続で豊作が実現(xiàn)し、エコロジー型発展と農(nóng)村部振興の事業(yè)も一層進(jìn)展している」とアピール。「東北地域の全面的な振興戦略が進(jìn)展。雄安新區(qū)は飛躍的な成長(zhǎng)を遂げ、長(zhǎng)江経済帯は絶え間なく活力を生み出し、広東?香港?マカオグレーターベイエリアも時(shí)流に乗って発展している」など実績(jī)を列挙した點(diǎn)が際立つ。

「中國(guó)の革新の原動(dòng)力と発展の活力」として大型旅客機(jī)C919の商業(yè)運(yùn)用の開(kāi)始、國(guó)産豪華客船のテスト航行、有人宇宙船「神舟」シリーズの打ち上げ成功、「奮闘者」號(hào)による深海探査などを列挙。「國(guó)産ブランドの人気が上昇し、國(guó)産スマートフォンの需要が高まっているほか、新エネルギー車やリチウム電池、太陽(yáng)光発電の関連製品も、中國(guó)の製造業(yè)の新たな代表となっている」とアピールした。

またロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を念頭に「世界にはまだ戦火のまっただ中にある地域がある」と訴えた上で「中國(guó)人民は平和の尊さをよく認(rèn)識(shí)している。國(guó)際社會(huì)と協(xié)力し、人類運(yùn)命共同體を構(gòu)築したい」と呼びかけた。

さらに「中國(guó)は自らの発展を目指すと同時(shí)に、世界に溶け込み、大國(guó)としての責(zé)務(wù)を果たす」とアピール。（1）中國(guó)?中央アジアサミット、第3回一帯一路國(guó)際協(xié)力ハイレベルフォーラムなどを成功裏に開(kāi)催し、ホスト國(guó)として全世界からパートナーを迎え入れた、（2）習(xí)氏も多くの國(guó)を訪問(wèn)し、一連の國(guó)際會(huì)議に出席して、多くの舊友や新しい友人たちと対面で會(huì)見(jiàn)し、互いの共通認(rèn)識(shí)を深めた―と紹介?！甘坤沃肖嗓韦瑜Δ藟浃铯恧Δ趣?、平和と発展は終始一貫した主旋律であり、協(xié)力とウィンウィンは正しい道筋」と強(qiáng)調(diào)した

臺(tái)灣統(tǒng)一を巡っては「祖國(guó)統(tǒng)一は歴史の必然だ」と改めて訴えつつ「（中臺(tái)）両岸の同胞は手を攜え、中華民族復(fù)興という偉大な栄光を分かち合うべきだ」と主張。あくまでも平和的な統(tǒng)一を目指す方針を確認(rèn)した。

「改革開(kāi)放」の重要性を繰り返す

また新中國(guó)成立75周年に當(dāng)たる2024年に「中國(guó)式現(xiàn)代化の道を歩み続け、新たな発展理念を完全に、的確に、全面的に貫き、新たな発展構(gòu)造の構(gòu)築を加速させ、ハイクオリティーな発展を推進(jìn)する」とし、経済の前向きな回復(fù)の勢(shì)いを一層確固たるものにするために「改革開(kāi)放政策の確実な実施によって、経済の活力を高めるとともに、教育事業(yè)、科學(xué)技術(shù)の振興、人材育成を強(qiáng)化するために一層力を入れなければならない」と訴えた?！父母镩_(kāi)放」に繰り返し言及した點(diǎn)が今年の挨拶の特徴である。

中國(guó)では、米歐を中心とした既存の國(guó)際秩序に対する中國(guó)の提案が、グローバルサウスと呼ばれる新興?途上國(guó)から支持されている、との自負(fù)が高まっており、「世界の大変革が加速度的に進(jìn)み中國(guó)の特色ある大國(guó)外交はさらに力を発揮できる新たな段階に入る」（中國(guó)シンクタンク首脳）と見(jiàn)ている。

中國(guó)は米國(guó)を中心とした対中國(guó)の動(dòng)きに対し、反グローバル化や安全保障の拡大、一國(guó)主義や保護(hù)主義への反対を打ち出している。米中間の緊張が続く中で、中國(guó)こそが「平等な國(guó)際社會(huì)」をリードしていると誇示する狙いもあるとみられる。

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。