2023年12月13日、仏國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、米國(guó)が規(guī)制をかけている「中國(guó)製品」が他國(guó)を経由して米國(guó)本土に入り込んでいると報(bào)じた。

記事は、仏紙ルモンドが先日、EUで対中貿(mào)易赤字の拡大を由々しき問(wèn)題とされ、「脫リスク」が域內(nèi)のコンセンサスになっている一方で、中國(guó)との経済的なデカップリングは不可能だと報(bào)じたのに続き、米紙ウォール?ストリート?ジャーナル（WSJ）も12日に「米國(guó)企業(yè)は中國(guó)製品を切り離すのは難しい感じている」とし、東南アジアやメキシコなどから米國(guó)に出荷される製品の大部分が、もともとは中國(guó)企業(yè)が所有する工場(chǎng)で生産されたものであることが判明したと報(bào)じたことを紹介した。

そして、WSJがさらに「小國(guó)で製造された製品の多くは、中國(guó)の関與なしには製造できなかったことを意味する。米國(guó)と中國(guó)を結(jié)ぶサプライチェーンはデカップリングどころか、切り離そうとすればチェーンの節(jié)が増え、複雑さとコストを増大させるばかりなのだ」と論じたことを伝えた。

その上で、米國(guó)が中國(guó)への依存度を下げる全體的な戦略の一環(huán)として米中貿(mào)易戦爭(zhēng)が始まった2018年以降、中國(guó)製品に懲罰的関稅を課すようになり、バイデン政権になってからそのプロセスはさらに加速しているようだと指摘。今年1～6月の米國(guó)の商品輸入に占める中國(guó)の割合はわずか13.3％と2003年以來(lái)の低水準(zhǔn)にとどまり、ピークだった2017年の21.6％から大きく減少したと伝えている。

一方で、國(guó)際決済銀行が10月に発表した報(bào)告書(shū)では、中國(guó)と米國(guó)のサプライチェーンは21年以降多くの國(guó)を経由するようになって複雑化しているものの、米國(guó)に供給される商品の多くは依然として中國(guó)が原産地であることが明らかになったとし、エコノミストからは「米國(guó)の政策がかえって中國(guó)のサプライヤーへの依存度を高めている」との指摘さえも出ていると紹介した。

記事はさらに、HSBCのエコノミストがWSJのインタビューに対し「グローバルなサプライチェーンにおける中國(guó)の役割は調(diào)整が入っただけで、消えたわけではない。中國(guó)はかつての最終組み立て係から、主要部品のグローバルサプライヤーへと急速に移行しているのだ」との見(jiàn)方を示したことを合わせて伝えている。（翻訳?編集/川尻）