2023年11月28日、獨(dú)國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、新型コロナ感染の収束によって海外旅行をする中國人観光客が再び増えている一方で、コロナ前の水準(zhǔn)には戻っていない上で、消費(fèi)額も少なくなっていると報(bào)じた。

記事は中國當(dāng)局による「ゼロコロナ」政策が終了してほぼ1年がたち、多くの中國人観光客が再び海外に出かけるようになったとし、今年1?6月の中國本土からの海外観光客數(shù)が4030萬人に達(dá)したと紹介。一方で、年間の海外旅行者數(shù)が1億5500萬人に達(dá)したコロナ前の19年に比べるとなおも大きな開きがあると伝えた。また、中國の國際線便數(shù)もコロナ前の水準(zhǔn)に回復(fù)しておらず、世界的な旅行データを提供するOAGによると、今年11月の中國発著の國際便利用客數(shù)も延べ477萬8271人で、19年の同時(shí)期より43％少ないとした。

さらに、19年に海外で2550億ドル（約37兆円）を消費(fèi)し、米國人観光客のほぼ2倍、ドイツ人観光客の3倍、英國人観光客の4倍という非常に強(qiáng)い購買力を見せた中國人観光客の消費(fèi)傾向にも異変が生じており「中國が完全な景気回復(fù)に苦戦していることなどから、大消費(fèi)の時(shí)代は終わった。中國人観光客の間ではコスト意識(shí)が強(qiáng)くなった」と指摘した。

ロンドンのニュー?ウェスト?エンド?カンパニーが実施した調(diào)査によると、今年ロンドンを訪れた中國人観光客の數(shù)は19年より若干少ないのに対し、消費(fèi)額は英國政府が20年にEU圏外からの観光客に対する免稅優(yōu)遇を廃止したこともあり、19年に比べて58％も減少したと紹介している。

記事は、市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社ツーリズム?エコノミクスが歐州への中國人観光客の完全な回復(fù)について、ウクライナや中東での戦爭の影響もありあと2年はかかるかもしれないと予測(cè)していることを紹介。このほか、中國人観光客が海外で襲われる動(dòng)畫が中國のSNSで拡散し、海外旅行に対する警戒心が強(qiáng)まっているとも指摘し「観光地が人気を回復(fù)できるかどうかも、人々がその場(chǎng)所の安全性を考慮するかどうかにかかっている」と評(píng)した。（翻訳?編集/川尻）