2023年10月12日、中國メディアの極目新聞は、大規(guī)模な攻撃を受けたイスラエルから飛行機(jī)で脫出した中國人観光客の體験談を紹介する記事を掲載した。

記事は、現(xiàn)地時間7日早朝にパレスチナ自治區(qū)ガザ地區(qū)のイスラム組織ハマスがイスラエルに向けて多數(shù)のロケット弾を発射し、これに対してイスラエル軍機(jī)がガザ地區(qū)への空爆を?qū)g施するとともに同國のヘルツォグ大統(tǒng)領(lǐng)が「戦爭狀態(tài)にある」との聲明を発表したと紹介した上で、當(dāng)時イスラエル國內(nèi)に滯在していた女性中國人観光客が緊張と不安の中で空港に向かい、空路で北京に戻るまでの狀況を伝えている。

女性は當(dāng)時7人で同國內(nèi)を旅行しており、ツアーガイドも同行していた。8日の便で中國に戻る予定で、エルサレムからテルアビブに向かう途中でハマスによる攻撃の情報が入り、同國內(nèi)が厳戒態(tài)勢に入った。7日午前9時頃に突然サイレンが鳴り響き、ツアーガイドから急いで車から降りて付近の建物に避難するよう指示を受け、2、3分後に警報が鳴り止んで建物の外に出てみると、空には飛行機(jī)が通過したと見られる白い煙が殘っていた。

ガイドは行程を全て取りやめ、女性一行をテルアビブのホテルに避難させた。女性はホテルの中でロケット弾がビルを破壊するニュース映像をテレビで見るとともに、ホテルの窓の外をヘリコプターが通過するのを目撃。緊迫感が高まる中で、中國の友人や家族からは安否を?qū)い亭毳幞氓哗`ジが続々と屆いた。

女性たちはホテルで一夜を過ごし、7日の午後7時から9時にかけての爆撃が最も激しかった時間帯にはホテルのシェルターに3度逃げ込んだ。防空システムがロケット弾を迎撃する音が頭上に鳴り響くたびに建物全體が揺れ、外からは時折救急車のサイレンが聞こえ、生きた心地がしなかったという。

不安で眠れないまま夜が明けた8日、午後に乗る予定の北京行き直行便の使用機(jī)が北京を大幅に遅れて出発するとの情報があり「飛行機(jī)がちゃんと來られるのか、そしてちゃんと離陸できるのか」と緊張が走ったいう。幸い、飛行機(jī)は遅れを取り戻して午前11時にテルアビブに著陸し、女性らも無事空港にたどり著いた。搭乗した便はテルアビブを出発して予定より2時間早く北京に到著。著陸時には機(jī)內(nèi)で大きな拍手が起こったという。（翻訳?編集/川尻）