2023年9月13日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、マレーシアのアンワル首相がレアアースの輸出を禁止することを発表したと報(bào)じた。

記事は、アンワル首相が11日に下院に提出した報(bào)告書の中で持続可能性と責(zé)任の原則に基づき、鉱物産業(yè)の全體的な発展を促進(jìn)するため、新たな國(guó)家鉱物政策を起草することを決定したことを明らかにしたと紹介。報(bào)告書によると、國(guó)內(nèi)のレアアース資源の詳細(xì)なマッピングを作成した上で「最大のリターンが得られるようにする」ために、採掘から加工、輸出までの統(tǒng)合生産モデルを計(jì)畫する予定で、2025年にはレアアース産業(yè)が同國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）に95億リンギット（約3000億円）貢獻(xiàn)し、7000人の雇用を創(chuàng)出すると見込んでいることを伝えた。

一方で、同首相は新たなレアアース政策の一環(huán)となる輸出禁止案がいつ発効するかは明らかにせず、オーストラリアの大手レアアース企業(yè)ライナスが同國(guó)で運(yùn)営し、かねてより地元住民から環(huán)境汚染に関する苦情が寄せられてきた世界最大規(guī)模のレアアース加工工場(chǎng)の操業(yè)に影響を與えるかどうかについても明言しなかったとしている。

また、マレーシアのレアアース輸出禁止政策が中國(guó)に與える影響について、レアアース業(yè)界に詳しいデイビッド?メリマン氏が英ロイター通信に対し「禁止措置の詳細(xì)が分からないため具體的な影響は分からない。ただ、中國(guó)企業(yè)は中國(guó)南部のレアアース加工施設(shè)の原料として、他のアジア諸國(guó)でレアアース化合物の調(diào)達(dá)を目指しているため、何らかの悪影響が及ぶ可能性はある」と述べたことを伝えた。

記事はさらに、ロイター通信が11日に「他國(guó)が重要なサプライチェーンを中國(guó)から遠(yuǎn)ざけようとしている時(shí)にマレーシアがレアアース禁輸政策を打ち出した」と「中國(guó)脅威論」に絡(luò)めて報(bào)じたことに觸れ、マレーシア地質(zhì)研究所の所長(zhǎng)が「現(xiàn)在、中國(guó)は世界有數(shù)のレアアース生産國(guó)であり、探査から採掘、加工、生産に至るまで、知識(shí)と技術(shù)の面では世界一だ。 ウィンウィンの取引ができれば、マレーシアにとっても良いパートナーになるだろう」と述べ、中國(guó)を脅威と捉えない姿勢(shì)を示したと伝えている。（翻訳?編集/川尻）