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日本が東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を開始したことについて、中國のシンクタンク「中國?グローバル化センター」の副主任で蘇州大學講座教授の高志凱氏が中國メディア?観察者網(wǎng)のインタビューを受けた。
日本が東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を開始したことについて、中國のシンクタンク「中國?グローバル化センター(CCG)」の副主任で蘇州大學講座教授の高志凱(ガオ?ジーカイ)氏が中國メディア?観察者網(wǎng)のインタビューを受けた。
高氏は日本の処理水放出について「極めて無責任な決定だ」と非難?!溉毡緜?cè)は國際原子力機関(IAEA)の“承認”を得たとしているが、実際はIAEAは承認はしておらず、日本側(cè)の言い分とは大きく食い違っている」としたほか、「日本はトリチウムばかりを強調(diào)し、殘りの數(shù)十種類の放射性元素については言及を避けている。事の重大性を認識していながら、責任逃れをしている」「日本は正常な運用の過程で排出される冷卻水と放射性元素に直接觸れた水とを混同してきたが、実際は全くの別物だ」などと主張した。
また、「法律的な観點から言えば、日本の核汚染水(処理水)放出は権利侵害行為だと強調(diào)したい」とし、「これは海にごみを捨てることと同じではない。一部の放射性元素の半減期は1萬年にも及び、長期的に海に殘され、海洋生物と人體との接觸を通じて遺伝的な影響を及ぼす可能性がある。このような人間の行動は歴史上一度も起きたことがなく、その規(guī)模、深刻さもかつてないものだ」と言及?!负.b物を扱う企業(yè)などへの影響も深刻であり、その損失は司法手続きによって確定することが可能。排出計畫は30年もあるため損失は長期に及ぶ。被害者の定義は広く取って構(gòu)わない」などと論じた。
さらに、歐米の姿勢については「米國はダブルスタンダード。原発事故後、米食品醫(yī)薬品局(FDA)は、日本の福島周辺13地域の指定製品を検査なしで差し押さえることを許可する規(guī)定を発表した。しかし、米國は基本的に日本の海洋放出に反対しておらず、地政學的な配慮があった可能性がある。つまり、本來は技術(shù)的で生態(tài)系の安全に関わる問題を強引に政治的な問題へと変えたのだ」と主張?!笟W米諸國は報道の自由の重要性を強調(diào)する一方で、日本の汚染水(処理水)放出には口をつぐんでいる。もし中國が放出すれば歐米メディアは躍起になって報じる。彼らは長年、中國を悪魔化する努力を惜しまなかった。私が見るにこれはトップダウンで議論をさせない、あるいはその他の方法で議論を奨勵しないというシナリオだ。つまり、日本の汚染水(処理水)放出は米國を中心とする西側(cè)諸國の地政學的な目標、さらにはいわゆる新冷戦の計畫と密接に関連しているのだ」と自論を展開した。
高氏は、中東のテレビ局アルジャジーラの英語放送の番組に出演し、この問題について討論した際のことを聞かれると、「その番組の日本人ゲストは私のことを『原子力の専門家ではない』と言い、中國政府に買収されているという話まで持ち出した。その時、私は『日本の街中で多くの人が汚染水(処理水)排出に抗議しているが、彼らも中國政府に買収されたとでもいうのか』と反論した。彼はあれこれと汚染水の安全性を説明していたが、私は『あなたはここに來る前に世界の人々の前でその水を飲んで安全性を証明せよ』と提言した」と述べた。
このほか、日本の海洋放出が30年続くことについて問われると、「私は日本産の海産物のボイコットを迷うことなく支持する。中國の庶民の健康に関わることであり、日本政府や東電がやっていることは許せないという姿勢を表明するためだ」と主張。一方で、「中國人が日本人に抗議するという問題ではないということは強調(diào)したい。日本の人々も被害者だ。彼らは核汚染水(処理水)による影響が最も大きく、最も深刻なのだから」とも述べた。(翻訳?編集/北田)
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