臺(tái)灣で財(cái)布を落とした日本人女性2人に現(xiàn)地の警察官が1萬臺(tái)灣ドル（約4萬5000円）を貸したところ、翌日、女性からお禮の手紙を受け取ったという。臺(tái)灣メディアの聯(lián)合報(bào)が20日、「手書きのカードに超感動(dòng)」との見出しで伝えた。

記事によると、今年7月、臺(tái)北警察大安分局敦化南路派出所に、困っている日本人女性がいるとの連絡(luò)が入った。女性らは中山區(qū)で財(cái)布を紛失し、手元にはわずかな日本円とクレジットカードしかなかった。銀行で現(xiàn)金を引き出そうとしたものの身元確認(rèn)などの問題でかなわず、途方に暮れていたという。

警官は2人を派出所に案內(nèi)し、翻訳アプリを通じてコミュニケーションを取ったところ、2人は旅行で臺(tái)灣に來ていて、當(dāng)日は有名な観光地の九份を訪れる予定だったことが分かった。事情を知った警察官の陳昱豪さんは、2人に旅行を楽しんでもらいたいと自腹で1萬臺(tái)灣ドルを貸した。高額だったため女性らは「私たちを信じてくれるのですか？」と尋ねたが、陳さんは「大丈夫。あなたたちは良い人そうに見えるから」と笑顔で答えたという。

無事に観光を楽しんだ女性2人は翌日、日本にいる家族から急ぎ送金してもらい陳さんに1萬臺(tái)灣ドルを返卻。九份での思い出話を話したほか、現(xiàn)地で飛ばしたランタン（天燈）の寫真を貼り付けた手書きのカードを渡した。ランタンには中國語で「ありがとう敦化南路派出所」と書かれており、手紙には「おかげで臺(tái)灣旅行を楽しめました。ぜひ私たちに會(huì)いに日本に來てください」とつづられていたという。（翻訳?編集/北田）