湖北省紀律検査委員會監(jiān)督委員會は22日、中國サッカー協(xié)會技術部の譚海部長が重大な規(guī)律違反の疑いにより取り調べを受けていると発表した。また、同協(xié)會戦略計畫部の戚軍部長も、重大な規(guī)律違反と違法行為の疑いで取り調べ中だ。

譚部長は、中國のサッカースーパーリーグの名審判として評価された人物だ。2018年のサッカー協(xié)會の構造改革では、新たに設立された中國サッカー協(xié)會審判部管理部長に抜擢され、その後、協(xié)會の技術部長に就任した。

中國では22年秋から、「不正行為」の疑いがもたれるとしてサッカー関係者に対する調査や本人の取り調べが続いてきた。不正についての調査や取り調べには時間がかかるので現(xiàn)在も結論が出ていない場合も多いが、中國男子サッカーのナショナルチームの李鉄元監(jiān)督や、中國サッカー協(xié)會の陳戌源主席も取り調べの対象になった。

中國サッカー協(xié)會には、協(xié)會の作業(yè)全體を取りまとめる事務室があり、その下に擔當分野別の「部」が置かれている。現(xiàn)在までに、競技部部長、戦略計畫部部長、技術部部長の3部長が取り調べの対象となった。さらには協(xié)會內にあって不正行為を取り締まる立場の協(xié)會規(guī)律委員會の主任も取り調べの対象になった。

さらに、4月1日には、中國政府の一部門としてスポーツ関連を統(tǒng)括する國家體育総局の杜兆才副局長も取り調べの対象になった。

國家體育総局は4月6日に、反腐敗を目的とする會議を開催した。中國共産黨中央紀律委員會から派遣された國家體育総會の常駐チーム長である習驊明氏は、同會議で「サッカー分野では、系統(tǒng)的な腐敗が見られる」と述べた。

摘発と取り調べの理由とされる具體的な行為については明確になっていないが、3月に現(xiàn)役選手6人が警察當局に身柄を拘束された際には、賭博や賭博に絡んだ八百長試合の可能性があると報じられた。（翻訳?編集/如月隼人）