6月末の香港の様子をまとめてお伝えしたい。まずは香港中を沸かせたダブルダックスについて。先日お伝えした通り、10年ぶりに黃色の巨大ダックが戻ってきた。

【その他の寫真】

ダックの展示は6月10日に始まったが、初日にダック1羽が猛暑による気圧の急激な変化によりしぼんでしまった。急ピッチで修繕が行われ、翌週の6月12日には再びビクトリアハーバーに姿を現(xiàn)した。

ダックが2羽が再び並んで姿を現(xiàn)した様子は香港にさらにダックフィーバーを巻き起こした。しぼんだ狀態(tài)から修繕場所へ運ばれるまでの様子が絶え間なく報道された。

また、以前紹介した駅構(gòu)內(nèi)のダブルダックスと香港のアイコンがテーマのアートは當(dāng)初18駅の予定だったが、開催途中に6駅増え、最終的に24駅に設(shè)置された。

街中でもさまざまな場所でダックをモチーフにしたものが販売された。こちらの寫真は高級ホテル內(nèi)に併設(shè)されたショップで見つけた父の日のケーキ。ダックでデコレーションされている。

大復(fù)活を遂げたダックだが、急に展示が終わってしまい、多くの人が別れを惜しむ様子も伝えられた。ダックの展示は6月10日から2週間程度との情報が多く出回っていたが、父の日の6月18日で展示を終了することが主催者から発表された。父の日はダック1羽がビクトリアハーバーを周遊することになっており、その姿を見ようと多くの市民が楽しみにしていた矢先だった。天候やコストなどを考慮した結(jié)果、6月18日で終了するのが最善だと判斷されたという。

父の日の週末は時間帯によっては嵐のような雷雨という悪天候になってしまったが、そんな中でも大勢の市民がダックに最後の別れをしようと見學(xué)に訪れた。ダックのビクトリアハーバー周遊時間は雨が降らず、香港各地で見ることができ、SNSに多くの寫真が投稿された。

ダックの展示開始前から終了まで、さまざまな出來事と共に香港を熱狂の嵐で包んだといえるイベントとなった。

ダックの展示終了から數(shù)日後の22日には端午節(jié)の祝日を迎え、コロナ前は恒例行事だったドラゴンボートレースが香港各地で開催された。久しぶりの大型レースを一目見ようと、各地の會場はにぎわいを見せた。

端午節(jié)明けの週末の24～25日には4年ぶりにドラゴンボートの國際レースが尖沙咀東（チムサーチョイイースト）で行われた。それに伴い、尖沙咀プロムナードにはドラゴンボートをモチーフに作られたキャラクターが期間限定で展示された。

6月の香港はイベントや話題が盛りだくさんだった。2023年後半が始まり、7月は蒸し暑い本格的な夏がやってくる。（提供/フライメディア）