2023年4月12日、中國(guó)のポータルサイト?百度（バイドゥ）に、「タイで、中國(guó)の自動(dòng)車メーカーが日系車の包囲に乗り出した」とする文章が掲載された。

文章は、タイで先日発表された今年2月の純電気自動(dòng)車（BEV）ナンバー交付臺(tái)數(shù)上位4車種のうち3車種を中國(guó)ブランドが占め、特にBYDのATTO3が3カ月連続の首位となったことを紹介した。

また、3月10日には約96ヘクタールの敷地面積で2024年より年間約15萬(wàn)臺(tái)の新エネ車を生産する計(jì)畫(huà)のBYDタイ生産拠點(diǎn)、年産2萬(wàn)臺(tái)の計(jì)畫(huà)で24年1月の生産開(kāi)始を目指す哪吒汽車のタイ工場(chǎng)の定礎(chǔ)式がそれぞれ行われたと伝えた。

その上で、中國(guó)企業(yè)がタイ市場(chǎng)への進(jìn)出を加速させている背景について、タイがASEAN最大の自動(dòng)車生産國(guó)、第2の自動(dòng)車販売市場(chǎng)、そしてアジアでも日本、韓國(guó)に次ぐ第3位の自動(dòng)車輸出國(guó)である一方、自國(guó)の自動(dòng)車ブランドを持っていないこと、タイには充実した自動(dòng)車サプライチェーンがあり、現(xiàn)地で大部分の部品が調(diào)達(dá)可能であることをを挙げた。

また、化石燃料車全盛期には日本ブランドがいち早くタイに進(jìn)出して生産ラインを構(gòu)築し、同國(guó)內(nèi)市場(chǎng)の9割前後を占拠したものの、世の中のトレンドが化石燃料車からEVへとシフトする中で日本のEV開(kāi)発の動(dòng)きは鈍いと指摘。中國(guó)企業(yè)はその隙間を突いてタイ進(jìn)出のアクセルを踏み、これまで天下を取ってきた日系車を包囲する動(dòng)きを見(jiàn)せ始めたと伝えている。

文章は、タイで中國(guó)の自動(dòng)車メーカーが成功する條件として、価格競(jìng)爭(zhēng)力を保ちつつ裝備のダウングレードをしないこと、製品開(kāi)発力を高めて現(xiàn)地の市場(chǎng)にマッチした製品戦略を立て、発売車種を調(diào)整すること、そしてEV普及の大きなハードルとなる充電インフラ建設(shè)を加速することを挙げた。（翻訳?編集/川尻）