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コラム「人生90年の足跡―體験で語る日本と中國―」第15回は「統(tǒng)促會存亡の危機を脫出」。
15.「統(tǒng)促會」存亡の危機を脫出
2017年、2年1期の過渡期を想定して、私は全日本華僑華人中國平和統(tǒng)一促進會(全日本統(tǒng)促會)の會長を引き受けざるを得なくなりました。臺灣問題は內(nèi)政問題であるが國際性があるというのが私の持論でした。そこで定款を修正し、祖國の平和統(tǒng)一を図ると同時に、日中友好の促進に努めるという二つ目の主旨を加えました。つまり、日本の方々の平和統(tǒng)一への理解と同情を得る必要があるということです。
臺灣をめぐる日本の世論はたいへん厳しい狀況にありますが、われわれの努力でこれを変えていくという強い意志を示しました。ここ數(shù)年の動きを見れば、この方向性は明らかに正しかったのですが、力及ばずして思うような成果を上げることはできませんでした。
というのも、私が夢にも思わなかった組織の分裂が起こったからです。私が會長になり、新華僑華人のメンバーを増やそうとしたとき、第三の統(tǒng)促會が誕生し、多くの新華僑華人がそのメンバーとなったのです。もともと二つの組織を統(tǒng)一する方向で努力しようと思っていたのですが、統(tǒng)一どころかさらに三つの組織へと分裂してしまったのです。一時期、私は孤立無援の狀況下におかれ、組織は存亡の危機にひんしました。
このような狀況下で身を引くわけにはいかず、2年1期の想定は諦め、2期目もやることにしました。悪戦苦闘の末、協(xié)力者を徐々に増やすことができ、2021年秋から選挙で新會長を選ぶ準(zhǔn)備に取り掛かりました。厳密な選挙を経て、昨年3月、新しい會長にバトンタッチすることができました。
現(xiàn)在、私たちの組織は全く新しい局面が展開されています。この記事もその表れの一つです。皆さんの協(xié)力に深く感謝すると共に、わが會のさらなる発展を固く信じています。
■筆者プロフィール:凌星光
1933年生まれ、福井県立大學(xué)名譽教授。1952年一橋大學(xué)経済學(xué)部、1953年上海財経學(xué)院(現(xiàn)大學(xué))國民経済計畫學(xué)部、1971年河北大學(xué)外國語學(xué)部教師、1978年中國社會科學(xué)院世界経済政治研究所、1990年金沢大學(xué)経済學(xué)部、1992年福井県立大學(xué)経済學(xué)部教授などを歴任。
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