2023年3月24日、中國新聞網(wǎng)は、腐敗の摘発が相次ぐ中國サッカー協(xié)會でこれまで大量の「処分通知」に署名してきた人物までもが処分の対象になったと報じた。

記事は、中國サッカー協(xié)會のウェブサイト上に24日午後「中國サッカー協(xié)會紀(jì)律委員會の王小平（ワン?シアオピン）主任は法規(guī)に著しく違反し、現(xiàn)在中央紀(jì)律委員會國家監(jiān)督委員會國家體育総局紀(jì)律検査監(jiān)察グループおよび湖北省監(jiān)督委員會の監(jiān)察調(diào)査を受けている」との情報が発表され注目を集めたと伝えた。

そして、王氏に対する知名度は世間一般では決して高くないものの、サッカーファンにとっては「大きな影響力を持つ人物だ」とし、王氏がすでに10年以上にわたって中國サッカー協(xié)會の紀(jì)律検査委員會主任を務(wù)めており、2009年に巻き起こった八百長騒動でも関與していたクラブへの処分を発表したと紹介している。

また、王氏は今年1月まで同協(xié)會が出す各種処分通知の最後に署名を行っており、「王小平」の手書き署名が入った処分通知の數(shù)は昨シーズンだけで64枚に上り、「金満サッカー」全盛期だった17年は実に279枚に達(dá)したと紹介。このため、サッカーファンからは「書道家」「協(xié)會で最も忙しい人」などと呼ばれていたとした。

記事は、協(xié)會の紀(jì)律委員會トップが「重大な法規(guī)違反の疑い」で調(diào)査の対象となったことは中國サッカー協(xié)會ひいては中國サッカー界全體に大きな衝撃を與えることは言うまでもないと評するとともに、これまで陳戌源（チェン?シューユエン）會長をはじめとする中國サッカー協(xié)會幹部5人に加え、元代表監(jiān)督の李鉄（リー?ティエ）氏も調(diào)査を受けていることから「今後も対象者リストが拡大し続ける可能性がありそうだ」と伝えた。（翻訳?編集/川尻）