2023年1月12日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、中國のショート動(dòng)畫サービスTikTokのウェブサイトがフランス當(dāng)局から500萬（約7億円）ユーロの罰金を科されたと報(bào)じた。

記事によると、フランス國家情報(bào)?自由委員會(huì)は12日、TikTokのウェブサイト「TikTok．com」がユーザーに対してCookie（クッキー）を無効にするための簡単な手順を提供していないこと、ユーザーに対してCookieの利用について十分な説明を行っていないことを理由に500萬ユーロの罰金を科す裁定を昨年12月に下したとする聲明を発表した。一方で、今回の調(diào)査はTikTokのウェブサイトに限定されたものであり、TikTokアプリについては調(diào)査、裁定の対象になっていないとした。

記事は、Cookieについてインターネットユーザーによるウェブ上での検索、閲覧行動(dòng)を追跡する機(jī)能で、各ユーザー向けにカスタマイズされた広告情報(bào)の提供などに用いられると説明した上で、同委員會(huì)が2020年にCookieに関する新たな利用ガイドラインを発表し「Cookieを利用するウェブサイトは、その利用前においてユーザーに対し同意するか否かの意思表示をはっきりと行うためのボタンを提供しなければならず、かつ、ユーザーが容易にCookieに関連する要求を拒否できるようにしなければならない」と規(guī)定したことを紹介した。

また、同委員會(huì)はCookieを拒否する機(jī)能の複雑化について「事実上、ユーザーによるCookieの拒否を阻止し、より簡単な『すべて受け入れる』ボタンのクリックへと誘導(dǎo)する行為」との認(rèn)識を示しており、過去にはグーグル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト、アップルも同様の処罰を受け、罰金総額は4億ユーロ（約560億円）にのぼったとも伝えている。

記事はTikTokについて、中國の諜報(bào)活動(dòng)に関與している疑いがあるとして米國で批判を受けており、下院が管理するすべてのデバイスでの使用が禁止されている上、間もなく発効する法律ではすべての米連邦政府のデバイス上で使用が禁止されると紹介。EUでも10日に執(zhí)行委員會(huì)メンバーらがブリュッセルでTikTok運(yùn)営會(huì)社の周受資（ジョウ?ショウズー）CEOと面會(huì)し、データセキュリティー保護(hù)や虛偽情報(bào)取り締まりに関する內(nèi)容を含むEUの規(guī)則を順守するよう求めたことを伝えている。

なお、記事によれば、TikTok側(cè)は今回の裁定について「昨年改定する以前の方法に関連したものだ」とコメントしているという。（翻訳?編集/川尻）