2022年11月17日、中國メディア?経済日報(bào)は、中國の國産自動(dòng)車ブランドが海外進(jìn)出を加速させていると報(bào)じた。

記事は、中國自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)が発表した今年1?10月における中國の自動(dòng)車輸出統(tǒng)計(jì)で、中國企業(yè)による輸出臺(tái)數(shù)が前年同期比54．1％増の245萬6000臺(tái)となり、ドイツを抜き日本に次ぐ世界第2の輸出規(guī)模になったとことが分かったと紹介。年間では300萬臺(tái)を突破する可能性もあると伝えた。

その上で、中國の新興EVメーカー蔚來が先日ドイツのベルリンで発表會(huì)を行い、ドイツ、オランダ、デンマーク、スウェーデンの3カ國でサービス提供開始を宣言するなど、中國の自動(dòng)車企業(yè)による海外進(jìn)出が加速しているとした。進(jìn)出先は従來のアフリカ、中東から北米、歐州へと広がっており、製品はローエンド車からハイエンド車へと変化し、外観の質(zhì)、技術(shù)的な質(zhì)をはじめとするさまざまな面でグローバルな市場ニーズを満たせるようになったと紹介している。

そして、中國自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)の許海東（シュー?ハイドン）サブチーフエンジニアが、新エネルギー車を主體とする中國企業(yè)の海外進(jìn)出加速の要因について、短期的には海外市場の回復(fù)、新型コロナなどの影響で海外のサプライチェーンが混亂する中、中國のサプライチェーンが安定していること、新エネ車産業(yè)が急成長段階に入っていること、長期的には中國の自動(dòng)車製品の競爭力が大きく高まったこと、従來の単なる自動(dòng)車製造から、研究開発、販売、物流、金融、中古車など自動(dòng)車関連産業(yè)の輸出モデルが多様化したこと、中國の自動(dòng)車企業(yè)がブランディングをますます重要視するようになったことを挙げたと紹介。このほか、二酸化炭素の排出削減に取り組んでいるという外的な環(huán)境も、中國ブランドが歐州市場で実力を発揮するチャンスをもたらしているとの認(rèn)識(shí)を示したことを伝えた。

一方で、新型コロナによる世界のサプライチェーン混亂をきっかけとして海外進(jìn)出を加速してきた中國の自動(dòng)車ブランドにとって、この先も順調(diào)な道のりが続くわけではないと指摘。許氏が「國産ブランドは海外発展の長期戦略を定めることが必要だ。海外市場に進(jìn)出する前に調(diào)査研究を掘り下げて行い、消費(fèi)市場を細(xì)分化するとともに、現(xiàn)地の法律法規(guī)、文化背景、気候風(fēng)土、消費(fèi)習(xí)慣、交通インフラについて熟知すること。そして、カスタマイズ性の高いアフターサービスの充実も大切だ」と述べるとともに、こういった分野においては日本や韓國の自動(dòng)車企業(yè)が蓄積してきた経験が參考になるとしたことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）