2022年9月16日、中國(guó)のポータルサイト?網(wǎng)易に、「どうしてタイの世論は、高速鉄道分野で中國(guó)が日本より大きく劣ると感じたのか」とする文章が掲載された。以下はその概要。

日本メディアが2015年5月、日本とタイの交通當(dāng)局が鉄道建設(shè)の合意文書に署名したと報(bào)じた。程なくしてタイメディアも、高速鉄道建設(shè)計(jì)畫を日本に提出し、1年後にプロジェクトが始動(dòng)すると報(bào)じた。

その際、タイ國(guó)內(nèi)では「中國(guó)がタイでの高速鉄道受注爭(zhēng)いで日本に負(fù)けた」との見(jiàn)方が出たが、この見(jiàn)方は明らかに間違いだった。日本が建設(shè)するのはバンコクとチェンマイを結(jié)ぶ路線で、中國(guó)はノーンカーイとバンコクを結(jié)ぶ高速鉄道の建設(shè)でタイと協(xié)力関係にあったからだ。しかし、タイでは今なお「中國(guó)が負(fù)けた」と考えられている。では、なぜタイ世論は「中國(guó)の高速鉄道は日本に劣る」と考えているのだろうか。

まず、日本とタイが歴史的に緊密な関係にあることを指摘する人がいる。第2次世界大戦中に同盟を組んだ時(shí)期があり、戦後も関係を保ってきた。そしてタイの人々は自國(guó)の製造業(yè)のレベルが日本より低いものの中國(guó)よりははるかに高いと考え、日本の製品、技術(shù)になびいてきたのである。また、資金の問(wèn)題も重要だったと言える。當(dāng)時(shí)中國(guó)が提示した借款の利率は2％以上だったのに対し、日本は1．5％での融資を打ち出した。タイとしては、各當(dāng)事者の利益を総合的に評(píng)価した後に決定を下したのである。

ところで、日本と中國(guó)の高速鉄道ではどんな違いがあるのか。まず発展の歴史は日本のほうが圧倒的に長(zhǎng)い。見(jiàn)た目は日本が安全性、科學(xué)性を追求したカモノハシ狀の先端構(gòu)造を採(cǎi)用しているのに対し、安定性を重視する中國(guó)高速鉄道はノーズ部分が短い弾丸型となっている。走行速度では両者に大きな差はない。技術(shù)面ではそれぞれ重視する部分が異なっており、例えば日本の新幹線は先頭車両の圧力を軽減するために動(dòng)力分散方式を採(cǎi)用し、中國(guó)はスムーズな走行を目指してバラスト（砕石）を用いないスラブ軌道を採(cǎi)用している。

日中の高速鉄道にはそれぞれの特徴、長(zhǎng)所、短所がある。それなのに「日本の高速鉄道は中國(guó)より強(qiáng)い」と斷じてしまうのはあまりにも一方的であり、亂暴な結(jié)論だ。日本が持つ半世紀(jì)近い技術(shù)的なアドバンテージを中國(guó)は認(rèn)めざるを得ないし、建設(shè)や運(yùn)営の面で日本とはまだ一定の差がある部分も存在する。しかし、中國(guó)の高速鉄道も長(zhǎng)年の努力により大きな成果を得ている。そして今や、日本の高速鉄道をしのぐ勢(shì)いを持つに至っているのだ。（翻訳?編集/川尻）