2022年9月7日、中國(guó)メディアの安徽日?qǐng)?bào)は、シャインマスカットをはじめとするブドウ栽培に慎重さを求める文章を掲載した。

文章は、9月下旬の中秋節(jié)が近づくに連れて今年のブドウ収穫シーズンも終わりを迎えようとしていると紹介。今年は去年に比べて生産量がかなり多く、全體的な栽培効率が向上したと伝えた。

また、一部の品種では価格が下落し、特に高級(jí)品種のシャインマスカットでその傾向が顕著だったと指摘。安徽省農(nóng)業(yè)科學(xué)院のブドウ栽培専門(mén)家の話として、ここ數(shù)年市場(chǎng)においてシャインマスカットの評(píng)判が非常に良く、輸送により傷みにくい、食味が良い、価格が高いといったメリットがあることから多くの農(nóng)家が栽培するようになったと伝え、昨年の中國(guó)全土でのシャインマスカットの栽培面積が約2萬(wàn)ヘクタールに達(dá)し、この5年間で約3．1倍になったことを紹介した。

一方で、良質(zhì)なシャインマスカットを栽培するのは決して簡(jiǎn)単ではなく、栽培技術(shù)の優(yōu)劣に各地の気候、土壌條件の違いが相まって品質(zhì)が玉石混交狀態(tài)になり、同じシャインマスカットの間で大きな価格差が生じるようになったと指摘。品質(zhì)のよいシャインマスカットは500グラム當(dāng)たり25元（約500円）前後で売れるのに対し、品質(zhì)の悪いものは同15元（約300円）もしくはそれ以下の廉価でないと売れない狀況だと伝えている。特に今夏は高溫によりブドウの生育が良好で供給量が増えたため、低品質(zhì)なシャインマスカットの価格下落に拍車(chē)がかかったとした。

文章は、同科學(xué)院の専門(mén)家が「ブドウの新品種が続々と出現(xiàn)しているが、新品種をちゃんと育てようとすると難しい。結(jié)局のところ、市場(chǎng)の主流になるのはおなじみの品種だ」と語(yǔ)り、シャインマスカットなどの新品種栽培に當(dāng)たっては目新しさばかりを追い求めるのではなく、理性をもって栽培する必要があるとの認(rèn)識(shí)を示したことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）