2022年7月19日、中國メディアの21世紀経済報道は、世界の半導(dǎo)體投資に生じている変化について報じた。

記事は、世界の半導(dǎo)體産業(yè)では昨年生産拡大ブームが起きたもののここに來て「冷卻段階」に入り、一部の生産拡大、新工場建設(shè)計畫が延期されるようになったと紹介。特に今月中旬には臺灣半導(dǎo)體大手TSMCと韓國のSKハイニックスがそれぞれ資本的支出を削減するとの情報が流れ、業(yè)界の「風(fēng)見鶏」とみなされている両者がそろって資本的支出を削減したことが「川下の攜帯電話、PC、メモリー産業(yè)の需要縮小を反映しているのかもしれない」とした。

そして、市場コンサルティング期間Gartnerの盛陵海（ション?リンハイ）氏が「昨年、大型コンシューマー電子製品メーカーは半導(dǎo)體不足によって半導(dǎo)體の在庫確保に走ったが、今年はインフレや地政學(xué)的問題などの影響で、消費者の需要が想定を超えて縮小してしまった」と解説したことを紹介し、TSMCなどの半導(dǎo)體メーカーは市場のクールダウンを敏感に察知したことで資本的支出削減に踏み切ったとの見解を示している。

一方で、TSMCは資本的支出を減らしながらも今年4?6月期の売上高が前年同期比43．5％増、純利益が76．4％増と過去最高の業(yè)績をたたき出したと指摘。今後の業(yè)績についても同社の魏哲家（シーシー?ウェイ）CEOが向こう數(shù)年間は15?20％の高成長を維持すると発言していることを紹介した。

その上で「実際、『売り手市場』の中でTSMCは米國、日本、南京などに工場を建設(shè)するなどの投資を続けてきた」と指摘。市場では、一部のコンシューマー電子製品の需要が縮小する中で、新たなニーズをつかみ、先進技術(shù)を獲得することが半導(dǎo)體業(yè)界の急務(wù)となっているとの見方が出ており、生産能力を先進技術(shù)や大型シリコンウエハーにシフトする必要があるのだと伝えた。

記事はさらに、盛氏が「5G攜帯電話の成長が市場の予測よりも鈍く、特に高インフレ國で顕著になっている點に留意が必要だ」とした上で、現(xiàn)在高性能コンピューティング（HPC）、新エネ自動車、自動運転技術(shù)などが半導(dǎo)體メーカーにとって重要な競爭分野になっており、世界のシリコンウエハー製造は8インチから12インチへと大型化するとともに、先進的な製造プロセスが求められていると解説したことを紹介している。（翻訳?編集/川尻）