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香港は7月1日に、英國(guó)からの返還25周年を迎えた。米國(guó)や英國(guó)からは香港の現(xiàn)狀を批判する聲が出ているが、中國(guó)は「香港の現(xiàn)狀や『一國(guó)二制度』などの概念の理解を誤解している」などと反論している。
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香港は7月1日に、英國(guó)からの返還25周年を迎えた。米國(guó)や英國(guó)など、いわゆる西側(cè)諸國(guó)からは、香港の現(xiàn)狀についての批判の聲が出ることがある。中國(guó)側(cè)は、西側(cè)諸國(guó)は香港の現(xiàn)狀や「一國(guó)二制度」などの基本的概念の理解を誤解していると反論している。中國(guó)側(cè)は香港についてどのような主張をしているのだろうか。中國(guó)社會(huì)科學(xué)大學(xué)特任教授で中國(guó)社會(huì)科學(xué)院臺(tái)灣?香港?マカオ研究センター主任なども務(wù)める黃平はこのほど、中國(guó)メディアの中國(guó)新聞社の取材に応じて、香港について解説した。以下は黃教授の言葉に若干の説明內(nèi)容を追加するなどで再構(gòu)成したものだ。
■「一國(guó)二制度」「高度な自治」などの概念にはそれぞれ“階層”がある
香港を理解するためには、香港と中國(guó)、さらに世界全體をも理解せねばならない。重要なことは香港も中國(guó)も世界も変化しつつあることだ。まず、中國(guó)本土でも國(guó)際化が急速に進(jìn)んでいるが、香港の國(guó)際化は依然として本土の都市とは比べものにならないほど進(jìn)んでいる。香港は中國(guó)が対外開(kāi)放を継続し、拡大するための重要なゲートでもある。中國(guó)が対外開(kāi)放を続ける限り、香港の獨(dú)自性は常に存在する。
國(guó)家レベルから見(jiàn)ると、香港は「一國(guó)」下の特別行政區(qū)だ。香港についても計(jì)畫(huà)と統(tǒng)治は國(guó)家の大局から出発することに著眼すべきだ。社會(huì)面では、香港は近代的な國(guó)際大都市であり、近代的な都市管理方式に基づいて管理する必要がある。経済面では、香港自體が中國(guó)と外國(guó)をつなぐ大きな市場(chǎng)であり、関連する計(jì)畫(huà)もその特色を十分に體現(xiàn)すべきだ。文化面では、香港は中國(guó)と西洋文化、中國(guó)とその他の外國(guó)文化が交わる地域であり、文化の多様性が特徴となっている。政治?法律面では、香港は中國(guó)本土とは「別の制度」を採(cǎi)用している。この制度は、返還前の制度とも異なるものだ。
そのため、香港の繁栄と安定を保証することに加え、経済的競(jìng)爭(zhēng)力、國(guó)際的プラットフォームと橋渡しの役割、文化的獨(dú)自性、政治的法律的「一國(guó)二制度」の正統(tǒng)性を守るイノベーションを維持することが重要だ。
香港に関連する用語(yǔ)の中には、階層があることを理解せねばならない?!敢粐?guó)二制度」「香港人による香港統(tǒng)治」「高度な自治」の中で、まず出発點(diǎn)になるのは「一國(guó)」だ。英國(guó)から返還されて以來(lái)、中國(guó)は香港についての全面的に主権と統(tǒng)治権の行使を回復(fù)した?!敢粐?guó)」という根本概念の次に、中國(guó)本土とは異なる制度を採(cǎi)用しているという「二制度」が來(lái)る。従って、「香港人による香港統(tǒng)治」が「一國(guó)」という大前提の枠をはみ出すことは認(rèn)められない。
もちろん、「香港人による香港統(tǒng)治」を?qū)g施するので、香港における実務(wù)は香港人自身が管理する。この言葉で極めて重要なのは、香港は植民地時(shí)代とは違って「英國(guó)人が支配するのではない」ということだ。
■「高度な自治」は「完全な自治」を意味するものではない
香港の返還問(wèn)題で、英國(guó)には統(tǒng)治権を殘すべきと主張する人もいた。英國(guó)との交渉を進(jìn)めたトウ小平は、「香港人は香港を治めることができると信じている。外國(guó)人に統(tǒng)治させ続けることはできない。そうでなければ、香港人も決して承諾しないだろう」と語(yǔ)っている?!赶愀廴摔摔瑜胂愀劢y(tǒng)治」は、香港を管理する権限を香港人、すなわち香港に住む中國(guó)人が行使することを指す。「一國(guó)」という大前提がある以上、愛(ài)國(guó)者を主體とする香港人が香港を統(tǒng)治する」という基準(zhǔn)が成立する。これもトウ小平が明確に指摘したことだ。
その次の階層にある用語(yǔ)が「高度な自治」だ?!父叨趣首灾巍工稀竿耆首灾巍工趣袭悿胜毪长趣庠瓌t上の問(wèn)題だ。トウ小平は、「『完全な自治』という表現(xiàn)には賛成できない。自治に限度がないわけにはいかない。限度があるのだから、『完全』ではない」と言った。
返還以來(lái)香港が経験した何度かの大きな挑戦、特に2019年に発生した中國(guó)に反対し香港を亂そうとする勢(shì)力が條例改正を口実に起こした返還以來(lái)最大の事態(tài)では、國(guó)家にとって重大な問(wèn)題が発生した場(chǎng)合には、「高度な自治」を問(wèn)題解決よりも優(yōu)先することはできないことが示された?!父叨趣巫灾巍工芜m用では、香港人の利益になり、香港の繁栄と安定に資するのか、それともも香港人の利益を損ない、香港の繁栄と安定を損ねてしまうかを考えねばならない。
そして「50年間は不変」という言い方だ。ここでの「不変」とは、発展しない、進(jìn)歩しない、時(shí)代とともに進(jìn)化しないことではない。「一國(guó)」という原則の下で資本主義的な生産、生活方式を引き続き実行することは、貧富の格差が日増しに拡大することを黙認(rèn)することを意味するのではない。ましてや舊式の、あるいは特定の一族による、あるいは官と商が癒著した統(tǒng)治を黙認(rèn)することでもない。
■香港の制度は固定されたものではない、時(shí)代と共に歩む必要がある
香港人がよくベンチマークにする老舗資本主義國(guó)の英國(guó)も、1945年以降は多大な精力や財(cái)力を費(fèi)やして、さまざまな社會(huì)政策を通じて福祉や保障を?qū)毪筏皮?。英?guó)はもはやかつての、貧富の差が激しい狀況ではない。香港も立ち止まってはならない。特に社會(huì)分配や社會(huì)福祉の分野で、香港はまだ多くの改善を必要としている。香港は時(shí)代とともに前進(jìn)しなければならず、ある部分は維持し、ある部分は遅れをとりもどし、繁栄と安定を維持し、正義を守り革新を手掛けねばならない。
香港の制度は具體面も含め、基本的には不変だ。しかし、いくつかの制度は発展と変化に伴って絶えず改正せねばならない。例えば香港國(guó)家安全維持法の制定と施行、そして愛(ài)國(guó)者による香港統(tǒng)治原則の選挙分野における具體的な実施だ。
真の知識(shí)とは実踐から生み出されるものだ。この25年間の「一國(guó)二制度」の実踐がなければ、その中で直面した問(wèn)題と挑戦も含めて、「一國(guó)二制度」は発展することができず、今日の成果を得ることはできなかっただろう。
25年間の模索と実踐を経て、人々の「一國(guó)二制度」に対する認(rèn)識(shí)はより全面的で正確になった。香港の「一國(guó)二制度」の次の25年は、世界が長(zhǎng)期に渡り経験しなかった大変化に直面する中で進(jìn)んでいく。中國(guó)の執(zhí)政黨である中國(guó)共産黨は創(chuàng)立100周年を迎え、偉大なる中華の復(fù)興を?qū)g現(xiàn)する「第2の100年間」の道を歩んでいる。香港の再認(rèn)識(shí)と再出発は、新たな模索と発展を行い、正統(tǒng)を守り革新する角度から進(jìn)めて行かねばならない。香港は繁栄と安定を保つだけでなく、國(guó)家の大局に溶け込み、また新たな対外開(kāi)放を進(jìn)めることができるようにせねばならない。
中華文明はそもそも「多元的一體」を常態(tài)と考え「相違點(diǎn)があっても共存する」ことを理念とする。世界各國(guó)や各地域の文明は互いに參考にせねばならない。さまざまな面ですばらしい香港を作ることは、人類(lèi)運(yùn)命共同體の建設(shè)の一部でもある。もちろん、困難で細(xì)かい作業(yè)は多く発生するだろう。われわれは成果の達(dá)成に自信を持つと同時(shí)に、各方面が手を攜えて困難を解決せねばならないことも熟知している。(構(gòu)成 / 如月隼人)
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