筆者は1月8日レコードチャイナ「私が見た新疆ウイグル自治區(qū)10」で「新疆の國道315號(hào)線沿いの和田～若羌（ルオチャン）が6月運(yùn)行開始されるとタクラマカン沙漠一周鉄路が完成する」と記し、昨今の日中関係の停滯を憂いて「テレビ番組は大きな影響力を持っている。日中國交正?；?0周年の2022年、新たな番組を是非！例えば『タクラマカン沙漠一周鉄路2700kmの旅』とか」と続けた。更に2月5日にはレコードチャイナ「新疆の世界遺産1」で「新疆の旅をネット上でお楽しみください」と記し、途中のキジル千仏洞?少數(shù)民族街?ニヤ遺跡などを巡る鉄路一周テレビ番組用シナリオを書いた。

タクラマカン沙漠は日本全土9割ほどの広大な面積、サハラにつぐ世界第二の大沙漠。新疆の中心都市である烏魯木斉から沙漠北縁の庫尓勒（コルラ）までは40年ほど前に開通。順次延長され、阿克蘇（アクス）?喀什（カシュ）?和田まで営業(yè)していた。また庫尓勒からチベット自治區(qū)へ繋がる若羌までも営業(yè)中で、和田～若羌825kmの鉄路建設(shè)が2018年末に開始された。內(nèi)500km余は大沙漠の風(fēng)沙地帯を通る難工事。その「和若鉄路」が6月16日営業(yè)開始、第一號(hào)列車はウイグル族の太鼓と踴りに送られ、和田駅を11時(shí)30分発車し、タクラマカン沙漠一周鉄道2712kmが開業(yè)した。烏魯木斉からも同日20時(shí)50分発車した。

タクラマカン沙漠一周鉄道は新疆ウイグル自治區(qū)大発展のシンボルとも言え、南新疆の人々の生活は更に向上するだろう。沙漠一周鉄道沿線には筆者にとって縁ある都市が連なっている。庫尓勒では巴音郭楞（バインゴリン）蒙古自治州成立50周年祝賀盛典に招かれた。その西の庫車には友人と希望小學(xué)校を建設(shè)し、郊外のキジル千仏洞では修復(fù)保存に協(xié)力し28年後に世界文化遺産となった。阿克蘇近くの寒村には農(nóng)業(yè)用井戸を掘削した?？κ步晤扦辖致窡舳鄶?shù)を設(shè)置し、井戸も掘った。和田には博物館を建設(shè)し、若羌との間の于田と民豊はダンダンウイリク遺跡調(diào)査やニヤ遺跡調(diào)査を日中共同で展開した際の食糧や駱駝隊(duì)などの調(diào)達(dá)都市だ。民豊には博物館も建設(shè)した。若羌は樓蘭仏塔參観時(shí)に世話になった所だ。

新疆ウイグル自治區(qū)政府の友人諸氏も南新疆支援の「訪恵聚」プロジェクトで一周鉄道沿線の町々で活動(dòng)中。町々には漢?ウイグル?カザフ?モンゴル族などの筆者親友も多數(shù)おられる。皆さんと再會(huì)するためにもクラマカン沙漠一周鉄道に是非乗りたい。コロナ禍が収まり日中間の往來が気軽にできる日を願(yuàn)うばかり。テレビ番組の実現(xiàn)も熱望している。

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
書籍はこちら（amazon）
小島康譽(yù)氏コラム