激変する中國(guó)EV車市場(chǎng)、新規(guī)參入の有名企業(yè)?恒大、ファーウェイ、シャオミの現(xiàn)在位置は

高野悠介    2022年6月11日(土) 7時(shí)30分

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中國(guó)のEV車市場(chǎng)に有名企業(yè)が続々と新規(guī)參入している。

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2021年、世界EV車販売臺(tái)數(shù)は前年比108%増と2倍以上に急拡大した。けん引したのは中國(guó)メーカーで、その販売ランキングは下記の通り。

その他の寫(xiě)真

1位 比亜迪BYD) 59萬(wàn)3878臺(tái)

2位 上汽通用五菱 45萬(wàn)6123臺(tái)

3位 上海汽車 22萬(wàn)6963臺(tái)

4位 小鵬汽車 9萬(wàn)8155臺(tái)

5位 蔚來(lái)汽車 9萬(wàn)1429臺(tái)

6位 理想汽車9萬(wàn)0491臺(tái)

7位 哪吒汽車 6萬(wàn)9674臺(tái)

中國(guó)の電気自動(dòng)車大手BYD

4~7位の4社は、EV車製造のため設(shè)立された「造車新勢(shì)力」と稱する新興企業(yè)群だ。彼らの爭(zhēng)いは実に激しく、2022年に入り、毎月順位が入れ替わっている。直近の4月は、理想汽車8414臺(tái)、哪吒汽車7117臺(tái)、小鵬汽車6225臺(tái)、蔚來(lái)汽車6131臺(tái)。小鵬汽車は、ランクを下げるとともに、従業(yè)員30%カットが伝えられた。この目まぐるしい狀況は、新規(guī)參入のチャンスにも見(jiàn)える。実際、他業(yè)種の“大物”たちが、準(zhǔn)備を急いでいる。その中から、日本でもおなじみの企業(yè)、恒大、ファーウエイ、シャオミの現(xiàn)在地を探ってみよう。

■恒大汽車…量産を延期

まず不動(dòng)産大手?恒大である。その経営危機(jī)は、今も世界の金融市場(chǎng)を揺るがせている。しかし、會(huì)社存続の危機(jī)にあってもEV車開(kāi)発は手放そうとしなかった。

EV車開(kāi)発の子會(huì)社「恒大汽車」は、2008年、香港市場(chǎng)へ上場(chǎng)した舊「恒大健康」が後に定款変更したものだ。創(chuàng)業(yè)者、許家印氏の陣頭指揮のもと2018年から造車の旅が本格化する。

2018年9月、恒大集団は世界規(guī)模の自動(dòng)車販売とサービス會(huì)社?広匯集団に145億元を出資した。続いて2019年1月、サーブの親會(huì)社、スウェーデンNEVS社の株式51%を取得。同社はこの時(shí)すでに中國(guó)でEVを生産し、新工場(chǎng)も建設(shè)していた。

2019年8月、EV車ブランド名「恒馳」を発表した。翌9月には、世界から8000人のEV車の専門家を招致すると発表。10月、世界のトップ自動(dòng)車デザイナー15人と戦略提攜。さらに創(chuàng)業(yè)者?朱許印氏は名古屋と東京を訪問(wèn)、デンソー、トヨタ紡織、日立などの有力サプライヤーに部品供給を依頼。11月、広州に世界の有力企業(yè)206社を招き、「恒大新エネルギー車世界戦略パートナーサミット」を開(kāi)催。こうした準(zhǔn)備を整え、翌2020年8月、セダン、クーペ、SUVなど具體的な6車種を発表した。量産スケジュールは何度も遅れ、直近では2022年5月中旬、SUV「恒馳5」の量産を6月22日から9月20日に延期すると発表した。ただし予約は受け付けているという。

恒大新能源汽車集団のEV「恒馳5」

ファーウェイ…事実上の自社生産

2022年2月、フォルクスワーゲンがファーウェイの自動(dòng)運(yùn)転部門を買収か、と報(bào)道された。買収の成否はどうあれ、これはファーウェイの技術(shù)の高さを印象付けた。

ファーウェイは2004年、最初にEV車関連の特許を申請(qǐng)した。2009年には車載モジュールの研究を開(kāi)始。2019年、智能汽車解決方案ビジネスユニットを新設(shè)。昨年の自動(dòng)運(yùn)転関連特許數(shù)はテスラを上回り、世界一となった。EV社の次のステージ、自動(dòng)運(yùn)転技術(shù)にアドバンテージを持つのが最大の強(qiáng)みだ。

注目技術(shù)は、LIDAR(レーザー畫(huà)像検出と距離測(cè)定)裝置である。自動(dòng)運(yùn)転ハードウエアのラストピースとも呼ばれ、これまでのミリ波レーダーやカメラと違い、形狀や位置関係を三次元で把握できる。通常は數(shù)萬(wàn)元レベルのこの裝置を、ファーウェイはこれを1400元(約2萬(wàn)6000円)程度で供給するという。この価格なら十分ゲームチェンジャーとなり得るようだ。

ファーウェイは再三、自ら自動(dòng)車製造はしない、ボッシュのようなトップクラスのサプライヤーを目指す、と繰り返している。ただし某メディアは、ファーウェイの野心は自動(dòng)車製造より大きいと指摘する。それは最新モデル、問(wèn)界M5(25萬(wàn)9800元~)をみれば明らかという。製造は小康股份というメーカーでSERESというブランドだが、計(jì)畫(huà)、設(shè)計(jì)からマーケティングまで、すべてファーウェイが関わった。発表展示會(huì)ではあちこちにファーウェイの文字が踴った。同モデルは発売以來(lái)87日で累計(jì)売上1萬(wàn)臺(tái)を突破、セールスは非常に好調(diào)だ。

ファーウェイ獨(dú)自開(kāi)発の「鴻蒙」を採(cǎi)用した新型SUV「問(wèn)界M5」

■シャオミ…進(jìn)捗に遅れ?

シャオミは2021年3月、新製品発表會(huì)の席上、EV車への參入を発表した。創(chuàng)業(yè)者?雷軍氏は、自分にとってこれが最後のプロジェクトと宣言、決意をみなぎらせた。同年9月、小米汽車有限公司を設(shè)立、2024年上半期の正式量産を目指すとした。11月、北京経済技術(shù)開(kāi)発區(qū)と提攜、年間30萬(wàn)臺(tái)のEV車工場(chǎng)を2期に分けて建設(shè)すると発表。2022年4月、EV車製造に係る人員は1200人に達(dá)した。

また同月、「小米汽車1」がまもなく発売という情報(bào)が流れた。流線形のセダン、フル充電で航続距離800キロ、0~100キロ加速4.5秒、価格は14萬(wàn)9900元(約285萬(wàn)円)から。小米は高いコストパフォーマンスで、中國(guó)のスマホ普及に大きな貢獻(xiàn)をした。それだけに価格への期待は高い。ただし1年たっても工場(chǎng)建設(shè)の話題ばかりで、進(jìn)捗の遅さに懸念という報(bào)道が出始めている。

EV車への參入を宣言するシャオミ創(chuàng)業(yè)者?雷軍氏

■ファーウェイが最も有望?

恒大は、資金の不安を払しょくできない。恒大汽車の株価は90%以上ダウンし、取引停止処分を受けた。小米汽車は、事業(yè)進(jìn)捗の遅さが不安材料だ。

一番うまく回っているのはファーウェイのように見(jiàn)える。何より自動(dòng)運(yùn)転への備えができている。自社ブランド車を発表しないのは、自社デバイスやシステムをすべての自動(dòng)運(yùn)転車へ売り込むためとすれば、確かに大きな野心のように見(jiàn)える。

■筆者プロフィール:高野悠介

1956年生まれ、早稲田大學(xué)教育學(xué)部卒。ユニー株(現(xiàn)パンパシフィック)青島事務(wù)所長(zhǎng)、上海事務(wù)所長(zhǎng)を歴任、中國(guó)貿(mào)易の経験は四半世紀(jì)以上?,F(xiàn)在は中國(guó)人妻と愛(ài)知県駐在。最先端のOMO、共同購(gòu)入、ライブEコマースなど、中國(guó)最新のB2Cビジネスと中國(guó)人家族について、ディ-プな情報(bào)を提供。著書(shū):2001年「繊維王國(guó)上?!箹|京図書(shū)出版會(huì)、2004年「新?繊維王國(guó)青島」東京図書(shū)出版會(huì)、2007年「中國(guó)の人々の中で」新風(fēng)舎、2014年「中國(guó)の一族の中で」Amazon Kindle。

※本コラムは筆者の個(gè)人的見(jiàn)解であり、RecordChinaの立場(chǎng)を代表するものではありません。

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