<日中100人 生の聲>自分の作品を価値のあるものにする―蔡暁華 サンドアーティスト

和華    2022年3月15日(火) 0時20分

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2020年3月にお笑いタレントの志村けんさんが新型コロナウイルスのため亡くなったことは日本社會へ警鐘を鳴らした。寫真は志村けんさん追悼ための作品。

私のサンドアート事業(yè)は2019年から徐々に改善してきており、砂絵教室事業(yè)と商業(yè)公演?ビデオカスタマイズ事業(yè)の両方が成長傾向にある。この流れを活かして2020年に、日本でサンドアートビジネスをより広く推進し、砂絵の面白く斬新な蕓術(shù)的概念をより多くの人に體験してもらうことを考えた。しかし、コロナ禍で私の計畫は思い通りに行かず、更に緊急事態(tài)宣言の影響を受けてすべての砂絵教室が中斷され、商業(yè)公演と砂絵體験交流活動はほとんどゼロになった。

コロナ禍で子供のオンライン授業(yè)や夫の在宅勤務(wù)が増えていく中で、家族の日常生活を見守り子供の勉強を監(jiān)督し、毎日の衛(wèi)生管理を行うことが私の最も重要な仕事になっている。昨年は娘の中學受験のために體調(diào)管理に特に気を付けなくてはならないため、新型コロナウイルスはもちろん、インフルエンザや風邪にも徹底的に注意する必要があった。また、中國に住む母親もこのような時期の中で深刻な病気を患ってしまい、中國に帰國することを考えたが帰國する際の長期隔離や自身の大學での仕事もあることから、帰國を斷念した。中國へ帰ることもできず、母親に対して何もすることができない自分に無力感を抱いた。

しかし、新型コロナウイルスによって與えられたものもあった。自粛生活による「お家時間」のおかげで家庭內(nèi)での交流が増え、家族の絆が更に深まったように感じる。

2021年2月、娘はこれからの第一歩となる中學受験を受けた。沢山の困難があったが、無事に第一志望校に合格することが出來た。合格発表を見たときの娘の興奮した様子を私は生涯忘れることはないと思う。私は娘に対し「こんな大変な時期の中頑張ってくれてありがとう!」と言いたかった。特に受験に向けての志望校別特訓では、毎週末重いリュックを背負ってマスクを2枚つけ、朝早く電車に乗って、夜遅くまで勉強をしていた。娘が塾へ向かうたびに、夫と私は玄関から娘の背中が見えなくなるまで眺めていた。交差點で娘が振り返って笑顔で手を振るその姿は私たち親にとってこれ以上にないほどの美しさと溫かさを秘めていた。

 在宅勤務(wù)期間中、家事と子供の教育を分擔して支えてくれた夫にも感謝したい。子供たちも、友達と會えずに自由に遊ぶことが出來ないにも関わらず、いつも笑顔でいてくれてありがとう。そして中國にいる兄と兄のお嫁さんの実家への懸命な努力と獻身にも感謝したい。

新型コロナウイルスは多くの人々の命を奪い、多くの人々が愛する人を失った。そのうえ職を失う人も増え、沢山の人々の人生を困難な狀況に陥らせた。2020年3月にお笑いタレントの志村けんさんが新型コロナウイルスのため亡くなったことは日本社會へ警鐘を鳴らした。コロナ禍で増えた疾患の一つに、多くの人々が苦しむうつ病がある。世界の人々を襲ったコロナ危機が、人々のメンタル?ヘルスにも様々な影響を及ぼしたことは間違いない。

今の社會的狀況にこそ、アーティストとして私は社會のために何ができるのかと、考えるきっかけになったと思う。肉體的な生命維持には決して、文化?蕓術(shù)は必要不可欠ではないかもしれないが、精神的な部分には蕓術(shù)が必要だと思う。蕓術(shù)的な創(chuàng)造性は人々に勇気を與える?,F(xiàn)実への配慮は蕓術(shù)家の魂です。

自粛生活の中で増えた家での時間によってサンドアート作品の創(chuàng)作に集中することができ、様々なサンドアート作品を作りあげた?!弗ぅ螗咯`ネットを通じてより多くの日中両國の人々に私の作品を広めたい。私の作品を通じて、人々が自粛生活の中で人生を更に愛するように促したい。命や家族を大事にすると自然への畏敬の念を目覚めさせたい。また、日中両國は一衣帯水の隣國だ。2000年以上にわたり、日中友好が両國國民のテーマであり、両國國民はお互いに學び、それぞれの発展を促進して人類の文明の進歩に重要な貢獻をした。両國の人々に、コロナ禍によって引き起こされた困難を克服するために団結(jié)して協(xié)力するよう呼びかけたい」。これが私の願望だ。その為に今自分にできる最大限のことが、「自分の作品を価値のあるものにする事だ」と思う。

インターネット(YouTube)で私の名前「蔡暁華」を検索すれば、今までの作品が見られるのでよければぜひご覧になってみてください。サンドアートを楽しんでいただければ光栄です。

※本記事は、『和華』第31號「日中100人 生の聲」から転載したものです。また掲載內(nèi)容は発刊當時のものとなります。

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■筆者プロフィール:蔡暁華(さいしょうか)


サンドアーティスト&パフォーマー、デザイナー。東京工蕓大學蕓術(shù)學部教育補助員、「暁華砂絵工作室」クリエイター。日本華人美術(shù)家協(xié)會理事、日中水墨協(xié)會常務(wù)理事。愛知県立蕓術(shù)大學大學院グラフィックデザイン専攻を卒業(yè)。東京都、神奈川県でサンドアート教室を開催。

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