2022年3月8日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、ドイツのスポーツ用品大手アディダスが、中國地域事業(yè)責(zé)任者の交代を発表したと報(bào)じた。

記事は、英國の複數(shù)メディアによる報(bào)道として、アディダスが8日、翌日の21年12月期決算発表を前に、中國地域事業(yè)責(zé)任者をジェイソン?トーマス氏からアドリアン?シウ氏に変更したことを明らかにしたと紹介。シウ氏がこれまでにアディダスの香港、上海支社で多くの職務(wù)を擔(dān)當(dāng)していたこと、アディダスの発表によればジェイソン氏は世界事業(yè)擔(dān)當(dāng)の上級(jí)副社長（シニア?バイス?プレジデント）に就任することを伝えた。

一方で、アディダスは今回の中國事業(yè)の人事異動(dòng)について理由は明かしておらず、9日の會(huì)議で事業(yè)の具體的な方針について示す予定であるとコメントしている。

米コンサル企業(yè)マッキンゼーの研究結(jié)果によると、アディダスの21年4?6月期の大中華地域における売り上げが前年同期比で約16％、7?9月期も約15％減少した。その要因について英ロイターは、新型コロナによる影響とともに、新疆ウイグル自治區(qū)の人権問題に絡(luò)んで新疆産綿の不使用を宣言し、中國の消費(fèi)者からボイコットを受けたこと、さらに安踏、李寧といった中國本土ブランドの急速な成長を挙げて分析したという。

中國のネットユーザーは「（業(yè)績低迷の）理由が何かは自分自身でよく分かっているはず」「以前はアディダスの忠実なファンだったが、新疆綿の一件以降は一つも購入していない」「売り上げが15％しか落ちていないことに、われわれは反省しなければ」「斷固として國産ブランドを支持する！」「擔(dān)當(dāng)者だけすげ替えても本質(zhì)が変わらなければ意味がない」といった感想を殘している。

また、「新疆問題だけが原因じゃないと思う。ここ數(shù)年、アディダスの服に『バイト著』みたいな印象を持っていたから」など、デザインや製品へのイメージ自體が年々低下していたとの考えを示すユーザーも見られた。（翻訳?編集/川尻）