フィギュアスケート男子の羽生結(jié)弦が14日に行われた記者會(huì)見(jiàn)の終わりに、中國(guó)國(guó)旗や五輪旗に一禮をしたことが中國(guó)のネットユーザーから稱(chēng)賛を浴びている。

五輪連覇中だった羽生は、今回の北京五輪で4位入賞。同日の會(huì)見(jiàn)の冒頭では、金メダルを獲得したネイサン?チェン（米國(guó)）に祝意を示したほか、北京五輪の會(huì)場(chǎng)となった首都體育館について「本當(dāng)に気持ちの良い會(huì)場(chǎng)で、気持ちの良いリンクでした」と、製氷員やボランティア含め関係者に感謝の言葉を述べた。

それから30分余り、記者からの質(zhì)問(wèn)に毎回「ありがとうございます」と感謝を述べてから答えるなど丁寧に対応。フォトセッションを経て會(huì)見(jiàn)終了となった。羽生は席の前で深々とお辭儀をすると、壇上から降りる前と降りた後に記者に向かって禮、そして脇に掲げられていた五輪旗、中國(guó)國(guó)旗、北京五輪旗に向かって深々と頭を下げた。

この様子に、中國(guó)のネットユーザーからは「最後に（中國(guó)）國(guó)旗に向かってお辭儀したところで、涙があふれた」「彼のことがもっと好きになった」「彼の選手としての優(yōu)秀さは、素晴らしい教養(yǎng)と関係があるんだ」「禮儀が満點(diǎn)の羽生選手！」「優(yōu)れた教養(yǎng)と強(qiáng)い精神力、彼のことを嫌いになんてなれない」「これこそまさに、多くの人が羽生結(jié)弦のことを愛(ài)する理由」といった稱(chēng)賛が相次いだ。

一方で、「五輪旗にお辭儀したんだよ。私たちの國(guó)旗にお辭儀をしたとだけ言ったら、彼に迷惑がかかるかもしれない」「五星紅旗にお辭儀をしたなんて言ったら、日本でどうなるか分からない」「三つの旗にお辭儀をして、感謝と敬意を表したんだよ」などと懸念する聲も上がっているが、これに対しては「中國(guó)國(guó)旗にお辭儀をしたからといって日本で非難されることはない。もし私たちの國(guó)の選手が東京五輪で日本國(guó)旗にお辭儀したらどうなることか」といった聲も寄せられている。

大會(huì)前から中國(guó)で大きな注目と人気を集めてきた羽生。五輪3連覇や4回転アクセルの成功はならなかったが、その禮儀正しさと人柄がにじみ出る會(huì)見(jiàn)で改めて中國(guó)人の心をつかんだようだ。（翻訳?編集/北田）