中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は11月30日、「中國(guó)人から見た伊藤美誠(chéng)」をテーマにした日本のスポーツ番組から同紙記者が取材を受けたことを紹介。実際に話した?jī)?nèi)容がやや切り取られていたことを報(bào)じている。

記事は、同紙の記者が「伊藤美誠(chéng)を取材した中國(guó)人記者」として、日本テレビの「Going！Sports＆News」のオンライン取材を受けたことを明かした上で、「取材は1時(shí)間ほど続いたが放送されたのはほんの一瞬で、全體的にバラエティー感が満載だった」としている。

環(huán)球時(shí)報(bào)の記者は同番組から「中國(guó)人は伊藤美誠(chéng)選手をどう見ているのか」と聞かれ、「近年、非常に成長(zhǎng)している。國(guó)際大會(huì)で安定した活躍をしており、中國(guó)では確かに注目を集めている」と答えた。ただ、「伊藤選手に限らず、世界中の優(yōu)秀な選手に中國(guó)は注目している」とも説明したが、「この部分は番組では放送されなかった」という。

記事は、「取材中、番組チームは伊藤選手が中國(guó)に“脅威”を與えているのではないかと問い詰めてきた。中國(guó)は伊藤選手を“恐れ”ているから、“警戒”しているのではないかとの質(zhì)問だ」とし、これについて環(huán)球時(shí)報(bào)の記者は「一般の視聴者の視點(diǎn)から見ると、伊藤選手の出現(xiàn)を中國(guó)選手は警戒しているのではないかと思うかもしれない。しかし、中國(guó)選手は“恐れ”てはいないと信じている。大多數(shù)の中國(guó)の人々から見れば、伊藤選手も中國(guó)の“脅威”とは言えない。中國(guó)には十分な人材と、科學(xué)的な訓(xùn)練システム、豊富な経験があるからだ」と答えたというが、番組では「伊藤を警戒している」という部分が強(qiáng)調(diào)されていたそうだ。

また、「中國(guó)は伊藤選手に対する対策を立てているか」との質(zhì)問には、「中國(guó)は伊藤選手に対して対策を立てるだけでなく、起こりうるさまざまなライバルとのさまざまな狀況を仮定して、しっかりと準(zhǔn)備をするはず。試合でよくある対応は主に二つあり、一つは相手を正面から圧倒できるスキルを練習(xí)する、もう一つは、相手が強(qiáng)みを発揮するのを抑えるスキルを練習(xí)すること」とコメントしたという。しかし、「番組ではやはり最終的に『中國(guó)は伊藤美誠(chéng)の対策を徹底的に行っている』と結(jié)論付けており、その『伊藤対策』とは、なんと中國(guó)の関係者が伊藤の練習(xí)を撮影することだった」と驚きと共に伝えた。

記事は最後に、「同番組はエンタメ寄りのスポーツ番組なので、ある程度バラエティー要素が強(qiáng)くなるのは理解できる」としながらも、「記者は番組で『切り落とされた』（以下の）視點(diǎn)を強(qiáng)調(diào)しておきたい」として、「中日の卓球選手はプライベートで多くの交流があり、互いの競(jìng)爭(zhēng)は良性のものだ。彼らが互いに成長(zhǎng)し、観客にさらに素晴らしい勝負(fù)を見せてくれることが、私たちにとって楽しみなことだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）