11日に行われたサッカーのワールドカップ（W杯）アジア最終予選のオマーン戦での中國(guó)代表監(jiān)督の采配をめぐり、中國(guó)國(guó)內(nèi)で批判が噴出している。

これまでの試合とは異なり、序盤(pán)から積極的に攻勢(shì)に出る中國(guó)は21分、コーナーキックからのこぼれ球をFW武磊（ウー?レイ）が押し込み先制に成功する。一方のオマーンも75分にコーナーキックから同點(diǎn)に追いつく。終盤(pán)にエウケソンを投入した中國(guó)がオマーンゴールに迫るが勝ち越し點(diǎn)は奪えず、1-1の引き分けとなった。

物議を醸しているのは67分、この日先発して好プレーを見(jiàn)せていたアロイージオを交代させた李鉄（リー?ティエ）監(jiān)督の采配だ。交代の際、アロイージオは自分なのかと不満そうな表情を見(jiàn)せた。李監(jiān)督に対してはこれまでにも帰化選手を重用しないとして批判の聲が多數(shù)上がっていた。

交代の瞬間、中國(guó)のスポーツ評(píng)論家の黃健翔（ホアン?ジエンシアン）氏は中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で「本當(dāng)にかたくな（に帰化選手を重用しない）だ。これは何かを証明しなければならない」とツイートした。結(jié)果的に中國(guó)は追いつかれて引き分けに終わった。

スポーツジャーナリストの李［王旋］（リー?シュエン）氏は試合後、「あなた（李監(jiān)督）の能力はあなたの傲慢さを支えきれない。自ら退任しないのか。試合が終わってもあなたはおそらく自分のミスだと認(rèn)めないのだろう」「中國(guó)國(guó)內(nèi)での試合でなかったことに李監(jiān)督は感謝すべき。でなければ『李鉄やめろ』の大合唱が起きていただろう」などと投稿した。

スポーツ解説員の韓喬生（ハン?チアオション）氏は「ターニングポイントは67分にアロイージオを交代させたこと。交代ボードを見(jiàn)た彼は困惑の表情を浮かべて下がろうとしなかった。私も同じ表情をし、全國(guó)のサッカーファンもあっけにとられた」とつづった。

ネット上でも反響が大きく、「李鉄の交代」が微博のトレンド3位に。ファンからは「選手交代の達(dá)人だな」「選手交代の天才、李鉄はいつ消えてくれるんだ」「アロイージオを下げた理由を説明しろ！」「マジで相手どうこうではなく自分の問(wèn)題」「くず鉄は退任せよ」「アロイージオは『袖の下』を渡さないとフル出場(chǎng)できないようだ」など、李監(jiān)督への批判が噴出した。

李監(jiān)督は交代の理由を「60分を過(guò)ぎてアロイージオの運(yùn)動(dòng)量が低下した。中盤(pán)をコントロールしたかった」と説明し、交代は「問(wèn)題なかった」と主張。ただこれにもネットで批判が殺到している。

なお、グループBの他の試合は日本がベトナムに1-0で勝利、サウジアラビアとオーストラリアが0-0で引き分けた。この結(jié)果、サウジアラビアが勝ち點(diǎn)13で首位。以下、オーストラリア（同10）、日本（同9）、オマーン（同7）、中國(guó)（4）、ベトナム（0）となっている。（翻訳?編集/北田）